快風身体均整院

何かをしようと決めたはずなのに、面倒になって先送りするパターン。それぞれに持っているのではないでしょうか。

YouTubeでレベッカを聴いているうち、PC用スピーカーを買おうと思い立ち、今よりほんの少しいい音なだけできっと満足できるはずなのに、どうせ買うならBOSEだなんだとネットで検索…また今度にしよう。

散髪しようと思い立ち、せっかくだから終わったらシャワーだけじゃなくて、湯船にお湯を張って、入浴剤入れて…やっぱ明日でいっか。


今週の月曜日から2日間、日本大学医学部リサーチセンターにて開催された、身体均整師会第119回全国講習会に参加してきました。

合計9名の講師による、テーマ別の講義。新たな一歩を踏み出せそうなきっかけを、たくさんいただきました。

漢方薬で排出をよくする方向に持っていこうとしても、のべつまくなしに食べ飲みしていては何も変わりませんと、日本大学板橋病院東洋医学科の上田ゆき子先生。

講題は「東洋医学と食養生」。食生活を変えた上で、漢方薬で後押しするからよくなっていくのです。均整法も同じ。

ところがどうしても、これを飲むだけで何とかしたい、この施術を受けるだけで何とかなれば、と期待しがちな我々。

食養生なんて、実行する以前に、まず勉強するだけでも大変そう。いったいどこから手をつけたらいいのやら。いつかそのうち…と思ってしまいそうなテーマ。

体にいいもの悪いものは、すでに自分が知っている。普段のちょっとした心がけから、気がつけば食養生の世界に導かれていそうな、素敵な講義でした。


2日間の講習会に参加して「朝ごはんを食べたいか食べたくないか」「これは食べてもいいのか悪いのか」など、体に聞こうと決めました。

地味な決心？いやこれでいいのです。面倒にならないくらいの、ほんの少しの一歩。

自分のなりたい姿を縦軸、時間を横軸にとった折れ線グラフがあったとして。

折れ線の角度がこの2日間で1度でも右に上がったのなら、次はそこからさらに1度、さらに1度…。

振り返れば、そんなに時間もかからず、勢いのよい右肩上がりのグラフが実現しているはず。

何より、自分は変わらずに、お客様だけをなんとかしようなんて、虫がよすぎます。

おっと、えらそうなことばかり言っていないで、散髪して、ビックカメラにいってきま～す。


※上田先生は7月に『健康応援フェスタ』にて講演されるそうですよ。