2003年になって3日が過ぎました。新年最初の日記はやはり旅行ジャンルに登録していますので、それに纏わる情報に致します。
東京郊外の多摩地区では珍しく3日間連続の雪の天気となりました。寒くて天気が悪いと、無性に美しい夏の湖が恋しくなります。
美しい夏の湖はアメリカ・ロッキー山中に、カナダ・ロッキー山中に、又ニュージランド南島に沢山数え上げられますが、半透明なトルコ石色をした幻想的な湖となると数が限られます。
カナダ・バンフ国立公園にあるペイトー湖は“ロッキーの宝石”と呼ばれるルイーズ湖をジャスパーに向かって北上した所にあります。湖畔にはたどり着けませんが、展望台からの美しさは格別です。多分カナダ南部では、トルコ石色をした唯一の湖です。
ニュージランド南島には複数道路沿いに見つけることが出来ます。テカポ湖は“良き羊飼い教会”内部窓から望む景観は素晴らしいの一言です。その近くにプカキ湖がありますが、トルコ石色の湖面に浮かぶクック山の眺望は長時間眺めていても飽きることはありません。
トルコ石色になるのは、湖周辺の岩石が微粉となって湖水中に浮遊して太陽光線を乱反射させることによるのですが、やはり氷河による長年に亘る浸食することで、岩石の細粉が紛れ込むことが必要の様です。太陽光線の影響でもその色が微妙に変化するようで、又月明かりでも少し白く発光していると思います。氷河から解け出る水流は、乳色に白濁していますので、それが湖水中に絶妙に混入する条件も必要で、氷河湖が全てトルコ石色にならないのは不思議でもあります。
スライドショーでトルコ石色の湖をご覧下さい。