ワシントンの国立美術館には、ヨーロッパ中世から現代絵画に至るまで多くの名画が所蔵されています。
ダヴィンチ、ラファエロもありますし、フランス印象派絵画もあり、ダリ、ピカソもあります。しかしながら、ニューヨークのメトロポリタン美術館、ボストンのボストン美術館等と較べますと、世界的に知られた名画と言う点では少なく地味な感は免れません。
国立美術館はワシントン記念塔と連邦議会議事堂の間に位置し、有名なスミソニアン博物館と隣り合っています。
美術館は本館と別館で構成され、本館にはヨーロッパ絵画、アメリカ絵画、彫刻群などが展示され、地下コンコースで結ばれた別館には現代絵画が展示され、特別展示会場も此処で行われる様です。
左列の奥に国立美術館が見えます。手前にあるのがスミソニアン博物館です。
訪問しましたのは1983年3月でしたが、写真撮影禁止でしたのでガイドブックから掲載された一部作品写真を見て下さい。「草の上の昼食」で名高いマネも、こんな印象派そのものも作品もあったのか、ピカソも「青の時代」「新古典時代」にはこんなムーディな絵画があるのだ、と新たな感覚が生まれます。
ワシントンでは、見学する又は見学出来る所が多く、一日で足りません。
朝10時頃からホワイトハウスの内部見学、連邦議会議事堂の内部見学、ワシントン記念塔に登ってのワシントン市内遠望、リンカーン記念堂、ジェファーソン記念堂見学をした時点で疲労困憊となり、夕刻となります。
でも、政府関係の施設が事前の予約も不要で見学出来るのも魅力で、日本の国会議事堂は事前予約、議員帯同で見学するのと較べると彼我の差は大きいのです。
この様な自由な見学は2001年9月の多発テロ以降変わっているかも知れませんが・・
スミソニアン博物館と国立美術館は、日を改めて訪問することが良いと思います。
美術館鑑賞は余裕ある心持ちでしたいものです。でそうでないと、しっかりと鑑賞する気力が失せてしまいます。