カテゴリ:Opinion
自民党総裁選挙立会演説会のテレビ中継を見ていましたが、国民不在の派閥権力闘争でしかありません。
型通りの抽象的な演説のみで、権力欲求のみで意味をなさないマニフェストにもがっかりです。 結局はポストの密約・選挙応援便宜など、政権担当森派・山崎派の脅しとすかしに、橋本派及び他の派閥が雪崩を打って降伏していると言う従来型の自民党となりました。 小泉首相は派閥に囚われないと言っていますが、支援部隊が派閥活動しか生き甲斐の無い森喜朗なのですから、何をか言わんやです! 「うたてしやな」と思い、曲解も兼ねた「徒然草」解釈を今風にして見ましたので、ご覧ください。 徒然なるまゝに、日暮らし、硯に向かいて、心に移りゆく由なし事を、そこはかと無く書きつくれば、怪しうこそものぐるほしけれ。 古の聖の御代の政をも忘れ、民の愁い、国の損なわるを知らず、万にきよらを尽くしていみじと思い、所せきさましたる人こそ、うたて、思う所無く見ゆれ。 世の人の心惑わすこと、色欲には如かず。人の心は愚かなるものかな。 逐次解釈: することも無い、もの侘びしさの任せて、一日中硯のある机に向かって、心の中に移りゆく、とりとめの無いことを、あてども無く書いていると、妙に馬鹿馬鹿しく感じられます。 昔におられた聖天子の時代の政治を忘れてしまい、国民の愁いを省みず、国が損なわれ様とすることは知らずに、全て華美の限りを尽くして、それを立派なことだと思い、辺り狭しと偉そうに振る舞っている人は、何とも酷く、無遠慮に思えます。 人は皆、色欲ばかりに心を惑わされている様で、愚かなことではあります。 今風解釈: 至急の仕事も無いので、パソコンを使ってインターネットで、自分の思っていることを適当に日記にしているのですが、あまり意味が無いことかと感じると馬鹿馬鹿しく思えて来ます。 テレビを点けますと、自民党総裁選の立会演説会を中継していましたので、見ていましたが小泉氏の傲慢さが目に付きました。底辺にいる人達の生活の大変さを思いやることも無く、経済が疲弊して国の状況が悪くなってしまった事への反省もなく、全て小泉改革が万能薬だと断言するだけなのです。「君子は日に三省す」と、自分の行動を良く振り返って見ることが必要ですが、その気配もありません。 総裁は俺で決まりだと、辺りを傍若無人に睥睨する態度は、何ともはや、無遠慮にしか感じられません。 国会議員とは、選挙当選を第一義として、異質な考え方のリーダにも群がるものだ。地域住民を忘れ、国民を忘れ、自分の哲学心情を曲げて、奔走する姿は愚かとしか思えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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