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フランクフルト市立美術館はフランクフルト中央駅からそれ程遠くない所に位置していますので、簡単に徒歩で行くことが出来ます。
マイン川の対岸にあって、フランクフルト必見の名所レーマー広場、大聖堂よりも近い所にあるのです。 しかし散歩を楽しんで、全て徒歩で巡ることも十分可能です。そして、その様に考えれば、対岸の歓楽街ザクセンハウゼンからも遠くありません。 市立美術館とは言え、ドイツ有数の美術館として知られ所蔵作品数6万点を越えるそうです。 ドイツやオランダのルネッサンス期の巨匠達の作品が中心で、デューラー、クラナッハ、ルーベンス、レンブラント等が見応えあります。 その中で、画家その人は日本ではあまり知られていないのですが、絵が日本の高校の教科書に永く掲載(昔のことですからモノクロでしたが)されたものがありますが、訪問すると良く見える正面に展示してありますので直ぐ分かると思います。 カンパニアのゲーテ-画家ティシュバイン 製作 1786年 油彩カンバス 164 x 206 cm この絵は、昔の高校の歴史教科書にはゲーテを紹介する際、必ず載せられていたものです。 律儀なタッチの端正な絵である一方、芸術的迫力には欠ける様ですが、ローマ郊外の野原に横たわって思索する碩学ゲーテが良く表現されていると思われます。200年以上経過しているのですが、保存状態が良いこともあって綺麗に描かれた様子を鑑賞することができます。 ヴィルヘルム・ティシュバインは18世紀ドイツで良く知られた画家一家の一人で、ゲーテの友達でもありましたので“ゲーテのティシュバイン”と呼ばれています。叔父のハインリッヒは“カッセルのティシュバイン”、従兄弟のフリードリッヒは“ライプチッヒのティシュバイン”と活躍場所から呼ばれ、それぞれ肖像画を得意とする画家だった様です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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