上五島榎津港の入口に立つ無人の島。 切り立った崖がそのまま海に入り込んでいますので、周囲は相当水深があり怖い程です。
客船も安全航行の為、この狭い海峡を通って榎津港に入港して来ますし、出港して行きます。
対岸の磯は入り組んだ岩場で、昔は海藻が豊かでサザエが沢山生息していましたので、潜りが出来ない人も簡単に取ることが出来ました。
しかし、離島振興の一環として行われた海岸でのテトラ・ポッド敷設が海流の流れを変化させ、磯の奥までは新鮮な海流が来なくなってしまい、海藻が死滅する所謂「磯焼け」状態となり、サザエ等は激減してしまいました。
今でも、少し波打ち際から離れた水深の深い所では、海流変化が軽微でサザエも生息している様ですが、潜りが出来ないと取れません。
観光情報にも登場しない此処の写真はインターネットにも載っていませんので本邦初公開です。
上五島榎津港に長く延びた波止の防波堤から竹ノ子島を撮影したものです。
正面に見える島の小さな砂利海岸は昔手漕ぎ船で渡り、子供達も水遊びをしたそうですが、今は全く人が上陸することが無くなってしまいました。
島の右側には鮫もいると言う噂もありますが、定かでなく単なる噂だと思います。
左に小さく見えるのは水深が浅くなる場所を示す灯台、遠く見えるのは野安寿、山安寿と呼ばれる無人島です。
野安寿、山安寿と呼ばれる無人島に就きましては、昨年8月の日記に書きましたが、スライドショーが機能しませんので書き換えました。
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