この所、穏やかな秋空が広がり、水辺が気持ち良くなって来ました。
薬師池の畔にある公孫樹も色づいて来て銀杏もベージュ色に鈴生りになっていました。
紅葉は未だですが、秋空を写して長閑な雰囲気を楽しむことが出来ました。
水を切ってさざ波を起こしながら水辺を泳ぐ鴨も、気持ちが良さそうでした。
薬師池公園は町田から多摩丘陵に続く鎌倉街道沿いにあり、1982年に「新東京百景」、1998年には「東京都指定名勝」に指定された、緑と花の豊かな和風公園である。
元々、薬師池は別名福王寺池とも呼ばれ、天正5年に北条氏照の印判状が野津田の武藤半六郎(河井家祖先)にくだり、水田用水池として天正18年まで開拓されました。現在の公園も薬師堂を中心とした境内だった。
中心の薬師池は、その景観は美しく、とりわけ池にせり出した春の桜、秋の紅葉が水面に映るさまは見事で、カメラ愛好家の人達も多く集う。
園内には、梅林・藤棚・花菖蒲棚田・紫陽花群落・蓮田・椿園などの植生に加えて、移築復元された江戸時代の「旧荻野家」「旧永井家」もあり、万葉草花苑・水車小屋など見所が一杯の、奥深く魅力ある公園である。