喫茶店「友愛」は多摩市の乞田川沿いにあった5階建てビルの1階に26年間テナント(店子)として喫茶店を経営していたのですが、ビルの所有者が経営に失敗して売却したこと退出せざるを得なくなり、2004年9月に八王子市堀之内に移転しました。
場所的には便利になり京王線「堀之内」駅から徒歩3分も掛からないのですが、表通りから一本奥まった通りにありますので閑静さが保たれていて、喫茶店の雰囲気を保つ為には良さそうです。
喫茶「友愛」-バブル崩壊余波による移転 2年前の日記はこちらです
喫茶「友愛」の珈琲は、長年珈琲を入れ慣れているご主人が、目の前で豆を多めに挽いて造って呉れますのでとても美味しく、又、入れた珈琲をウェッジウッド製等の高価なカップ・ソーサーで出して呉れますので、ゆったり優雅に頂けるのも魅力です。
店内は多少暗くしてありますが、上から照らすスポットライトが効果的に効いていますので、本等を読むのに支障はありません。又、店内の音楽はライト・クラシックが多いのですが、偶には懐かしいスクリーン・ミュージックが静かにBGM風に流されていますので、気を遣わずに過ごせます。
店内の調度品も立派なものが多く、テーブル・椅子などもがっしりとした堅牢なものが使われていますし、ブラウン・ホワイト双方のシュガーポットも何気なく備前焼のものがさりげなく置いてあります。
店にはご主人夫妻と妹さんの3人での家族経営ですので、家庭的な雰囲気が醸し出されていて静かにゆっくり過ごすには絶好のお店です。
近頃、珈琲の美味しさを売り物にする喫茶店が少なくなり寂しい限りですが、喫茶「友愛」は昔ながらの気質が感じられる珍しい喫茶店です。