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カテゴリ:Books
8月日本でも14万円台で販売されているそうですが、米国での500~600ドルと比べますとあまりに高過ぎますし、しかも通信方式の違いで電話機能が利用できないのですから尚更で、何をか況やだと思っています。
iPhone製品仕様 画面 3.5インチ 解像度 320x480ピクセル インプット方式 マルチタッチ方式 基本OS Mac OSX 記憶容量 4GB、8 GB 通信方式 GSMクワッドバンド データ通信 802.11b/g 無線LAN カメラ 2メガピクセル 寸法 115x61x12mm 重量 135g 「iPhone」に刺激され、日本の携帯も進化し、タッチパネル式のものが出て来ています。 アップルに続き、Googleも携帯事業に参入すると言うことですが、果たして日本市場に受けられるのか甚だ疑問です。 本屋で、タイトルに惹かれて購入して来ましたが、「2007年が良くも悪くもWindows Vistaと並んでiPhoneの年として記憶されるのは間違い無いだろう」との結論に違和感もあり、どうも買損だった気がしています。 iPhone 衝撃のビジネスモデル-光文社新書(岡嶋裕史 著) 携帯とPCの機能と操作性、無料・有料のせめぎ合いは、ITに限らず全ての産業にビジネスモデルの再考を促す。この混沌とした状況にアップルがiPodの成功を受けて、更に新しい一石を投じる。その製品がどのような思想で作られ、ユーザ新体験をもたらすのか、見て行こう。 著者は中央大総合政策研究科出身、富士総合研究所を経て、関東学院大学準教授であることから、魅力ある技術解説に乏しく、ビジネスモデル紹介には難点がある様です。 iPhoneはGSM方式で、日本固有のPDC方式をサポートしない為、設計変更には1年以上遅れるが、投入される時の影響は計り知れない。 マルチタッチ方式を採用し、従来携帯のテンキーに捉われない柔軟なインターフェースではどんなキー配列も模倣出来ることから、日本の携帯市場にとっての黒船だ。 2007年が良くも悪くもWindows Vistaと並んでiPhoneの年として記憶されるのは間違い無いだろう。 日本の携帯にはPDA機能は無いが、音楽プレーヤとしても充実して来ているので、1年以上市場投入が遅れることで、陳腐化が避けられないのではと思っている。 デメリットとして指摘されているテンキー方式はPC世代の私自身は馴染みにくいが、若い世代では驚くようなスピードで入力出来るテクニックを獲得しているので、違和感は無いだろうと推断せざるを得ない。 著者は要するに時流評論家として「iPhoneの年」との結論を導きだすだけで、未来指向を示すことの出来るグランドデザイナー資質に問題があるのでは無いかと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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