五島を離れる前日、若松港で散骨しようと出掛けました。
此処は家内が幼時からよく遊びに来た処で、思い出深いと思ったのです。
処が、若松町に住む家内の親戚の未亡人が、「若松大橋から散骨する方が景色も良くていいわよ」と言うので、車に乗って頂き、2人で散骨したのです。風の強い日でしたので、粉骨は風に乗って何処に行ったのかはよく分かりませんでした。
お宅に戻って、お礼を言っての帰り道、対岸の上中島公園の「風の展望台」に登ってみました。
数年訪れたことが無かったのですが、桜の木が大きくなり展望が悪くなっていたのは残念でしたが、樹間から見える若松大橋を眺めつつ「あの橋から散骨したのだ」と思って、感慨に耽りました。
若松大橋(新上五島町若松郷)
西海国立公園・若松瀬戸に架かる全長522mのトラス橋。橋の両側には潮の香薫る守崎公園・上中島公園、海沿いの遊歩道等があり若松瀬戸と、瀬戸に映える大橋を一望することができる。上中島展望所、龍観山展望所からは、瀬戸の多くの入江・岬・大小の島々・透き通る海からなる大自然を満喫出来る。