テーマ:西海国立公園(210)
カテゴリ:Goto Islands
9時20分発のハイドロフォイル船に乗る友人を福江港まで送り届けて、五島家庭園に行ってみることにしました。私は新上五島町榎津に帰る為に乗るフェリーは10時40分発なので、十分時間的余裕があったのです。
港からは7分程の距離で、五島家庭園に着いたのは9時前で未だ門が閉っていましたので待っていましたら、管理する女性が自転車通勤して来て、門を開けてくれました。 入園料500円を支払い、雑草が生い茂るアクセスを通って、庭に廻ってみました。庭の中心となる「心字が池」では、白、黄色、ピンクの睡蓮(スイレン)が沢山咲いていて華やかに見えました。 池の周りを歩いて居住家の方をみますと、見事に庭にマッチしています。 縁側に腰掛けていますと、管理人の方が来て色々教えてくれました。 「国の名勝に指定されましたのは平成3年、神木とされる楠木は樹齢800年、今はスイレンの時期で良い景観なのです。雑草は8月に入りますと業者が入って刈り取って綺麗な庭に戻るのですが・・ 現在の当主は学習院で今上天皇とご学友で、10年前に福江ご来島の際には旧交を温められたそうです」 石田城を築いた五島家第30代盛成公の隠居所として、石田城の一郭に建てられた。京都の僧・全正に命じて造らせたという庭園は情緒豊かで、金閣寺の庭を模したものとも言われている。 周囲の庭石と築山はすべて鬼岳の溶岩を用いており、多くの亜熱帯植物を配しているのも特徴です。作庭時期が明確で、建物も一体となって保存されていることや、例の少ない城郭内での庭園であることから国の名勝に指定されている。 心字が池は、その名の通り「心」の文字をかたどっており、当主が亀好きだったことから各種の亀石が配置されている珍しいもの、神木ともされる樹齢800年のクスノキが見守っているかのような庭園は、心字が池を中心にした林泉式廻遊式であり、周囲を散策すると、しっとりとした情緒あふれる情感が感じられ、国の名勝に値するものと言える。 此処には51年前の夏と、41年前の春に来ています。 41年前の新婚旅行と現在、家内がいなくなっただけで、縁側風景に今昔の違いは感じられません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.07 17:21:04
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