世界で一番有名な絵画と言えば、ルーブル美術館の「モナリザ」「聖アンナ」「聖ヨハネ」、ダヴィンチが最後まで所持していた3点、特に「モナリザ」の前は何時も混雑していて、正面からゆっくり観賞する余裕はありません。
次に混雑しているのはアムステルダム国立美術館の至宝とされる「夜警」でしょうか、大きな絵画でもあり展示場所も広く取られているのですが、此処も観賞する人々が退きも切らず、空いている時はありません。
家内と共に出掛けたのは1997年4月末のことですから、もう15年も前のこととなりました。
4月末と言うのに氷雨が降り寒い日でしたので、家内はその晩に体調を崩してしまい、夕食を吐いてしまいましたが、ぐっすり寝ることで翌朝は回復してくれ、朝の散歩に出掛けられて安心した記憶が残っています。
常設展示されている有名な名画でも、この2枚以外は割合ゆっくり観賞出来るのが海外旅行の楽しみで、ゴッホ美術館の「麦畑」、オスロ美術館のムンクの「叫び」、マウリツハイツ美術館のフェルメールの「真珠の首飾りの女」等はゆっくり観賞出来たのでした。
私のパスポートも有効期限が切れて5年になりますが、やはり語り合う人のいない旅行では、観賞する喜びも半分と言うことなのか、未だに更新して独りで海外旅行に出掛けると言う気にもなれません。