テーマ:西海国立公園(210)
カテゴリ:Goto Islands
古い歴史のある五島で隠れキリシタンの浪漫もありますが、温泉郷としての歴史は極めて浅いのです。国民宿舎で町営の新魚目温泉荘は、1971年に掘削された曽根温泉を取り入れ1973年にオープン、町内外の多くの観光客を迎えていたのです。
家内と息子2人は義母と共に1975年には見学方々、遊びに行っていたのですが・・ 国民宿舎は一部を除き、全国的に撤退の方向となっていますが、公務員が従業員でサービス精神に欠けること、設備の整備保全が年度予算に計上されないことから殆ど行われず、宿泊環境への配慮に欠けていることが主な要因だと思っています。 新上五島町では小串郷と奈良尾郷にあったのですが、手頃な価格でありながら宿泊客の減少に歯止めが掛らず、自治体での赤字経営が続いたままの状態でした。 小串郷の国民宿舎「新魚目温泉荘」では、数年前から町によって建て替えを視野においての改修計画がなされ、民営の PFIの導入により、事業コストの削減、質の高いサービスの提供を目指したのですが、誰も応じてくれなかった様でした。 コンサル見解でも10億円程度では集客力のある施設にすることは困難と判断され、その動向が気になる処だったのですが、全面改装費は新上五島町で負担しレンタルとして、運営を全国に飲食店・旅館を展開する際コーポレーションを任せた様です。 「五島列島リゾートホテル マルゲリータ」は、国民宿舎として利用されていた場所を全面改装して生まれ変わり、2012年3月に再オープンとなりました。3階建ての建物で、部屋数は29室、なだらかな山の稜線に沿って白を基調としたリゾート設備となっています。 ホテル名の如くイタリア料理が売りで、パン工房も併設され、ランチ・夕食の外来もOKとなっていますが、宿泊費は従来の2倍の設定、15000円からですから今後の運営は難しいのではないかと推断しています。 際コーポレーション株式会社の所在地は東京都目黒区で、今回は初期投資も無かったので、経営困難となれば直ぐに撤退となり、残された設備が宙に浮くと言うことも危惧されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.08.16 09:41:05
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