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カテゴリ:Technology
北朝鮮はロケットによる人工衛星打ち上げと言う口実で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に成功しました。中国に加えて、北朝鮮が核武装したミサイルが装備されたことで、日本への脅威は増すこととなりました。
北朝鮮の流した映像では、1段目ロケットは4個のノズルが見えるクラスター式で、ロシア型に近いものに見えますが、4個のノズルから均等に燃焼ガスが発射されないと垂直には上昇せず、難しい技術を克服したと考えられますが、ロシア若しくはイランからの技術供与を受けたのかも知れません。 2段目、3段目のロケット切り離し・軌道修正と言う難しい制御技術にも成功、遂にアメリカの恐れる大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発に成功しました。 軌道に乗せたとする人工衛星は観測機材と通信機材を備えた100kg程度のもので、観測やスパイ目的には機能が充実しておらず、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験をする口実に過ぎないと見られている。 さて、弾道ミサイルには大気圏再突入の際の空力加熱から弾頭を保護するカプセル技術が欠かせないが、軌道修正と言う難しい制御技術に較べればそれ程の高度技術は必要とはされず、今後数回の実験で習得出来るものと推断される。 何れにせよ、ロケット技術では韓国を凌駕し、危険な国が長距離破壊兵器を自前のものにしたと言うことで、日本を含む北東アジアに対してだけでなく、太平洋を挟んだ米国にも脅威を与えることになりました。 国連安保理での適切な非難決議と経済制裁実施が必要で、これ以上の緊張を激化させない様にしなければなりませんが、特に覇権国家で常任理事国の中国が友好国北朝鮮に対して、どの様に対応するのか注意して見て行く必要があります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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