榎津郷から中通島南端の奈良尾地区に行くには、浦桑郷で国道384号線に入り、青方地区に出て若松瀬戸の風景を楽しみつつ行くのが普通ですが、浦桑郷から七目隧道を経て鯛の浦港に入り、そのまま道なりに急勾配の山道を越えて神ノ浦郷と言う小さな漁港を通過し、県道22号線で五島灘を楽しみつつ南下する方法もあります。
神ノ浦郷は人口減少の影響を大きく受けて学校閉鎖ともなり、今では人影も疎らになりましたが、海の透明さは昔のままです。
海抜0mの神ノ浦郷から船隠峠に至る対岸には、砂利採石場があって未だに活動中でした。
もう山の片斜面の半分が削り取られてもいる様で、限界集落となった神ノ浦郷に、僅かに経済効果をもたらしているのかも知れません。