専門書を所蔵する書棚を整理する必要に迫られ、およそ100冊全て並べてみましたが、専門の流体機械やジェットエンジン・ガスタービン以外は理解出来そうに無く、知的理解力は減退と言うより破壊されてしまっている様です。
その中に、小冊子岩波全書が見つかりました。
-特殊函数 犬井鉄郎著 岩波全書252
-流れ学 谷一郎著 岩波全書136
-気象力学 正野重方著 岩波全書246
20才代には、興味深く講義を聞いていた様に思うのですが、55年以上経過しますとどうにも理解出来なくなったのは、残念なことです。
特殊函数では、「常微分方程式の解法を予備知識として仮定、大学理工学部2年程度の学力を出発の水準と思って差し支えない。これによって初歩的読者にもSelf-Containedの形になっていることを期したい」
流れ学では、「ドイツ語のStroemungslehreの訳で、飛行機の速度進歩に伴われて、音速に近い流れ、或いは音速を超える流れの研究も書き加えることとした」
気象力学では、「流体力学および熱学の知識を基にして、大気の状態やそこに起こる現象を系統的且つ定量的に説明し、大気の状態変化を把握し、正しく予報するのが目的である。気象力学は一般流体力学より出発したが、今日では独立な分科として発達している」
後期高齢者となっては如何様にもし難く、知的好奇心に溢れた若き日を思い返すだけとなりました!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る