小山田緑地の駐車場に車を停め、落ち葉を踏みしめながら、少し明るくなった散策路を登って行きます。
上り下りを経て、この公園の最高点である見晴らし広場に着きました。此処は、関東富士見百選の一つですが、丹沢山塊が近く、富士山は僅か山頂部を望むだけで、何故百選に選ばれたのか、不思議にも思えます。
小春日和では、霞が掛って、ススキが原の向こうに住宅地、その向こうには丹沢と富士山を望める筈なのですが、霞を通して観ることが出来ません。
帰路、クヌギ林の中のベンチで一休み、クヌギの葉は半分以上落葉していて、散策路はよく分からない状態でした。
それでも、モミジの紅葉が色を添えて、晩秋の気配が濃厚となりました。
此処は、9年前の9月中旬に家内を車椅子で連れて来た場所、それから1週間で意識不明となり1か月後に逝去となりましたので、思い出が残る処なのです。