昨日、教会で葬儀ミサに参列したこともあって、五島の教会を思い出しました。
油彩F6号カンバス、1970年4月製作。
日付は1970年4月となっていて結婚当初に描いたもの、東京中野区、横浜、三鷹市、米国ヒューストン市、小平市、多摩市、と引越しの毎に部屋の壁を飾っていたのです。
49年前の新婚旅行で、私と家内は、その頃五島唯一の荒川温泉「豆谷旅館」に泊り、船便で玉之浦湾を渡り、多分バス便で大瀬崎灯台、井持浦教会に行ったのだと記憶しています。
49年前の写真は、写真屋がフィルム露光させて殆ど駄目の状態、その中で形が何とか分かる部分だけプリントしてあったものをパソコンで修正したものです。
この写真を元に、油彩にしたのが上記の画像ですが、アングルが異なっているのはデッサン力の拙さに依るものです。
現在の天主堂は1987年に修復再建されたものですが、一寸印象が異なっています。
教会境内横のルルドは昔と変わらずありましたが、井戸からポンプで取水出来る蛇口が2つ設置され、聖水を持ち帰られる様になっています。
教会境内にあるルルドは、フランスのルルド(Lourdes)を模倣して五島全域の信徒が島内の奇岩・珍岩を持ち寄り、1899年に建設されたルルドで、聖母像は本場ルルドの聖母像を求めて洞窟に収め、さらに本場の奇跡の泉から霊水を取り寄せ洞窟横の泉水に注ぎいれた。日本最初のルルドで日本全国からの巡礼者は後を絶たない。