テーマ:気になる技術動向(1284)
カテゴリ:Technology
中国共産党最大の核心的利益とされる台湾帰属問題に、米国が疑問を呈し、台湾をパートナーの独立国家と宣言したことで大いに挑発していますが、その動きに合わせて「一国2制度」を掲げる香港の民主化運動も息を吹き返しました。
これで、共産主義独裁に依る国家支配にも綻びが生じ、本土での人権弾圧にも国際的な非難の声が高まることは必定です! 次には、南シナ海島嶼に複数の軍事基地を建設している中国の領海宣言に対しても、自由で通行が許される国際海域だとして、空母に依る自由航行作戦を展開し、戦闘実践訓練を実施して中国を挑発していますので、米中が衝突し何時戦闘モードに入ってもおかしくない程、緊張して来ました。 しかし、中国は一歩も引かず、空母撃沈用のDF-26ミサイル配備、ステルス戦闘機J-20投入で、米日豪の南シナ海での自由航行作戦を阻止するべく、激しく対応中です。 米軍のF-35ステルス戦闘機は単発エンジンで公称マッハ1.6に対して、中国J-20は双発エンジンでマッハ2.2とされていますので、機体の操縦性に優れ空中戦闘で優位に立っても撃墜は出来ず、逃げられてしまうのではないかと思われてなりません。 J-20は、中国航空工業集団公司が開発した双発ステルス戦闘機。アジアで最初に運用された第5世代ジェット戦闘機に分類される戦闘機。 エアインテーク(Air Intake)形状は、DSI(Diverter less Supersonic Inlet)を採用、DSIは米国が1996年にF-16を改造してテストした技術であり、後にF-35に採用されたものである。DSIはステルス性に優れているが、F-35やFC-1の最高速度がM1.7とM1.8だった事もあり、高速飛行時のエンジン効率が下がると言われているが、実際には飛行性能や速度に影響があるかは不明である。 其処でJ-20はTwin Engine搭載により、最大速度をマッハ2.2として、対抗すべきF-35のマッハ1.6を大幅に凌駕する設計とした。 一方、日本の航空自衛隊も拡充を進めているF-35は第5世代ジェット戦闘機に分類されるステルス機で、ロッキード・マーティン社は基本型の通常離着陸機であるF-35A、短距離離陸垂直着陸機のF-35B、艦載機型のF-35Cという3つの派生型を有している。 しかし、F-35の技術情報は、中国ハッカーにより2009年にアメリカ国防総省から、2012年にBAEシステムズから、設計情報や性能、電気系統、レーダーなどのデータなどが盗まれており、中国のJ-20などに対して制空能力の優位性が損なわれることが危惧されているし、外見の形状がF-35に類似しており、盗まれたデータが開発に生かされた可能性がある。 単発機でManeuverabilityに優れているとは言え、スピードで劣っているのは戦闘上での劣勢が心配される処です! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.06.22 09:24:58
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