海外旅行紀行・戯言日記

出掛けられませんと、TVとPCが中心となります。

1928年公開のフランス・白黒サイレント名画とされる「裁かるるジャンヌ（La Passion de Jeanne d’Arc）」と題される映画の一部がネットにアップロードされていましたので、PCで拝見しつつ、紹介することに致します。

裁かるゝジャンヌ 1/4

公開当時、猛烈な批判に晒され、その後原版フィルムが2回に亘って焼失したこともあって、遺されたものは一部を使って脚色したものしかないと考えられていました。
その原版に近いフィルムが、1981年にデンマークで奇跡的に発見されたとのことで、そのフィルムをネットにアップロードした動画でした。

映画のタイトルは「The Passion of Joan of Arc」と英文になっていて、仏語の原題と違いますが、後は仏語の字幕となっていますので、原版フィルムだろうと推測されます。
上記動画は「裁かるゝジャンヌ 1/4」となっていますので、残り3編もアップロードされているのかも知れませんが、検索していません！

1431年、ドンレミ村の農家の娘ジャンヌ・ダルクが救国の神託を受けたと信じ、シャルル七世に上申していれられ、イギリス軍を破ってオルレアンの包囲を解いたことで救世主として熱狂的に迎えられ、その後パリ攻防戦に敗れて、イギリス軍に捕らえられ、ルーアンで異端として火刑に処せられたオルレアンの乙女は、1920年に500年を経て、ヴァチカンから正式に聖女認定とされました。

それから7年を経た1927年に製作されたことは、ヴァチカンの聖女認定が製作の原点だったのかも知れません。