秋も深まって来て、寒さが感じられる様になり、人恋しさも募ります。
私に仕事や業務の大切さを訓練させてくれた元上司が89才で、近所さんで啓蒙思想を保持した元ジャーナリストが87才で、共に鬼籍に入ってしまい、取り残された感が深くして、誠に寂しい限りです。
家内も2009年10月に亡くなって11年になろうとしていますので、ふとアルバムをめくって家族写真を観ることにして、やはり思い出深いのは、米国駐在を無事勤めあげての帰国の途での、スイス・フランス旅行写真となります。
登山鉄道終点近くのベンチに座って、マッターホルンを眺めている写真で、家内が40才、長男が12才、次男が10才でした。
丁度、近くに地質調査をしている方々がおられましたので、「何故地質調査をされているのですか?」と聞いてみますと、「この地帯は永久凍土地帯で、どの様に拡がっているのか調査する必要があるのです」との回答でした。
日本の3800m弱の富士山では永久凍土はありませんが、スイスは北緯46°に位置していますので、日本で言えば北海道よりずっと北にあるサハリン(樺太)に相当していますので、その様な状態になるとのことの様です。