日曜日のNHKクラシック音楽館は若きマエストロとベテランバイオリニスト特集でした。
バイオリニストはドイツ生まれのイザベラ・ファウスト女史、49才で油の乗り切った演奏で、「最高峰のバイオリニスト」との注釈が付けられていましたし、若きマエストロの指揮ぶりを称賛する優しき女性です。
彼女は、コンサートホールでの演奏会だけでなく、登山して山頂でバイオリンとビオラに依る音楽会を開く等、音楽の楽しみ方や聴かせ方を工夫していたことで、久しい前から注目していたのです。
その山頂演奏会の様子を「イザベル・ファウスト演奏のモーツァルト2重奏曲KV423」と言うタイトルでBlogにアップロードしたのは、4年前のことでした。
YouTubeで検索しますと、多数の動画がアップロードされていますが、その内の一つを聴いてみてください!
Concerto for Violin and Orchestra No. 3, in G Major, K. 216: I. Allegro
モーツァルトのバイオリン協奏曲第3番の第1楽章で、オーケストラはイタリアのイル・ジャルディーノ・アルモニコ(Il Giardino Armonico)室内オーケストラ、指揮はジョバンニ・アントニーニ(Giovanni Antonini)で、素敵なアンサンブルとなっています。
アントニーニ氏は、イタリアの古楽器オーケストラだけでなく、スイスバーゼルのバーゼル室内オーケストラの客演指揮も行っていて、イギリスのホグウッド(Christopher Hogwood)亡き後、その精神を受け継いで古楽器演奏の第一人者として、現在はハイドン生誕300年に向けて「Haydn 2032」と言うプロジェクトを進行させている処です。