家内の実家は菩提寺で檀家総代を務めた、浄土真宗の家系なのですが、何故か6畳の居間にはマリア像が飾られています。
少女にも見える石膏に着色したマリア像で、ロザリオを掛けられていますし、聖水の小さな小瓶も添えられています。
家内の従姉は、浄土宗の家系を離れて、キリスト教に帰依して天草の崎津教会のシスターをしていて、布教活動の出版の編集責任者でもありました。
私は会ったことはありませんが、三鷹在住時代には、シスターが東京に来ると、家内や子供達とも歓談していた様ですし、シスターは60才代前半に胃癌を羅称したのですが、手術も考えず、天に召される時が来たと喜んでいた堅固なキリスト教信者でありました。
そのシスターは、多分研修の一環で、フランスのルルド遺跡を訪問したらしく、其処で買い求めたマリア像を堅固な浄土宗実家ではなく、文学青年でロマンチストであった義母の家が飾って貰うには良いと考えて置いていったらしいのです。
ネットで調べますと、ルルドの聖母像は各種販売されていますが、家内実家にある様な少女像は見つけることが出来ません!