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カテゴリ:Opinion
福島第一原発で発生する汚染水は、現在ALPS設備で浄化処理していますが、3重水素とされる放射性物質トリチウムは、軽い元素であり過ぎて除去出来ません。
東電の計画では、トリチウムが残る処理水に大量の海水で希釈して、トリチウム濃度を国の排出基準の1/40未満として、海底トンネルを通じて沖合1㎞に放出する。放出関連設備の工事を6月頃迄掛かる見通しで、政府は工事進捗状況を踏まえ、開始時期の見込みを示した様なのです。 東京新聞では、1月14日付けで下記の通りに批判的なニュース解説となっています。 福島第一原発の処理水海洋放出の開始時期を「今春から夏頃を見込む」と政府発表あったことに、反対を貫く漁業関係者との約束との形骸化が進んだ。「関係者の理解なしに海洋放出はしない」と約束して来た以上、開始時期の目安は漁業関係者の得た後に示すのがあるべき姿だ。 福島第一原発では汚染水が増え続け、何れは処理水の貯蔵も限界を迎える。しかし今夏までに放出する程差し迫ってはいない。無し崩し的に放出に踏み切るのではなく、時間を掛けて関係者の理解を得ることが前提だ。 漁業関係者は原則として海洋放出絶対反対ですが、原発を通過する地下水は防ぎ様が無く汚染水は増えるばかりですから、処理水の地上保管も限界は見えていますし、漁業関係者も科学的検証にも参加して頂き、希釈方法なり、放出場所なりに改良を加えることで、安全な海洋放出に参加して頂きたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.15 09:28:13
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