米国では、多額の現金を手元に置くことは盗難リスクもある為、直ぐに支払いはできるものは除いて、手元に現金を保管したくないとき小切手が使用されていました。
現在の私は日本に居住していて、スーパーでの買い物には現金や予め現金を振り込んである買い物カードを使っていますし、その他の店舗ではクレジットカードや現金で支払いを済ませる為、小切手支払いをすることはありません。
しかし、遠い昔のアメリカ在住時は、買い物では小切手を利用することが普通でした。
小切手を振り出すときには、記載する金額以上の現金を当座預金に預け入れておく必要があり、なければ不渡りを出してしまうことになります。
・小切手を振り出すときの方法
小切手を安心してスムーズに使用できるように、銀行が交付する様式の統一された小切手用紙を使用し、振り出します。
小切手用紙には必要事項が印刷されているため、次の内容を記載して銀行届出印を押せば小切手を振り出すことができます。
金額
振出日
振出人
アメリカ在住時の小切手帳には、発行銀行の住所、振出人の氏名、会社住所、が記載されていて、金額を手書きすればそれで支払い終了、毎月発行した全ての小切手が郵送されて来て、間違いが無いかチェックするのが通例でした。
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私が勤めていた会社事務所は、発行銀行が所有するビルの38階にありました。
銀行が破綻した場合は、日本では各銀行1000万円まで預金を保証される程度がありますが、米国ではそのような制度はなく、イェーレン財務長官が全額保証すると発言していますが、実行段階に適用されるのか否か不安となります。
それでも、米国では小切手での買い物も出来ない状態となって、日本以上の弊害があったと思われます。