バッハの鍵盤楽器協奏曲(Keyboard Concerto)と聴きたいと思えば、カナダのグレングールド(Glenn Gould)となりますが、それに加えて、ロシアのポリーナ・オセチンスカヤ(Polina Osetinskaya)も優れた演奏に思えました。
J.S.Bach Concerto no.1 in D Minor BWV 1052 Polina Osetinskaya Anton Gakkel
静かな技法を用いながらも、豊かな感情表現を盛り込み、バロックのスタイルから逸脱しないで弾いているのは出色、ピアノでのバッハ演奏を一つ広げた演奏に思えます。
Polina Osetinskaya (ポリーナ・オセチンスカヤ)は1975年生まれのロシア女性ピアニスト。
幼少時から神童の誉れ高く、1982年、7才でモスクワの中央音楽学校に入学。1983年、モスクワでソリストとして初のコンサートを開催。8才で、バッハの協奏曲ニ短調を演奏した。1987年、11才で、モーツァルトのピアノ協奏曲第23番を演奏してデビュー。1998年、サンクトペテルブルクのリムスキー=コルサコフ音楽院の研修生として学ぶ。2000年、モスクワのチャイコフスキー音楽院で学んだ。
バッハのピアノ協奏曲の演奏は特に高い評価を受けている。