テーマ:気になったニュース(30952)
カテゴリ:Opinion
化石燃料を使わず、2酸化炭素を発生しない電気自動車EVが将来の自動車とされ、欧州や中国では製造販売が加速していますが、果たして正しい方向なのでしょうか?
中国上海の自動車ショーでは、中国vs.ドイツvs.日本の苛烈な戦いが展開されています。 EV大国の中国では、一般購買層を獲得すべくガソリン車と変わらない価格の新型モデルの発表が相次ぎ、その中でもEV業界を牽引する中国メーカーBYDは、昨年186万台のEVを売り上げ、テスラ(米国)を抜き、販売台数世界一を達成しました。今回はSeagullという新モデルを発表。軽自動車サイズの小型EVながら、独自の『ブレードバッテリー』により、一回の充電で約400㎞の航続距離を実現しました。それでいて価格は7万8800元(約150万円)に抑えていますし、上汽通用五菱汽車が2万8800元(約54万円)モデルを発売し、爆発的なヒットを記録するなど価格競争が起きている。 技術面で中国に後れをとっている他国のメーカーは、価格ではなく性能の強化に突破口を見出そうとしています。トヨタはBYDと提携して開発したbZ3を公開。一回の充電で640㎞を走行できるバッテリーが魅力です。欧州のドイツのフォルクスワーゲンも航続距離700㎞を誇るID.7を公開しました。 価格競争と性能特化の2極化が進んでいくEV市場。今後はどのような未来が待ち受けているのか。自動車業界専門家は次の様に予想しています。 EVはまだ発展途上の業界です。BYDもテスラも、バッテリーの不具合が原因とされる火災トラブルが発生していますし、充電ステーションなど環境の整備もまだまだです。それでもテスラが’30年までにEVの年間生産台数を現在の130万台から2000万台に増やすと発表したように、今後も増加していくのは間違いなく、我々にとってもより身近な存在になりつつあります。 さらに今後はEVへの自動運転の実装も進んでいくと思います。電子制御によって動くEVは、従来の車と比べて自動運転技術との親和性が格段に高いですからね。まだまだ進化は続くと思われます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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