1980年代後半に、カリフォルニア州オクスナード(Oxnard)市にあるプロクター・ギャンブル(Procter Gamble:PG)社に自家発電所を創設するのに2年間、殆ど毎月と言って良いほど通い続けました。
自慢のIM5000航空転用型ガスタービンをCogeneration Plantにするのですが、主契約社はIHI、蒸気発生用のボイラーや排気ダクト、軟水装置等は米国のEnergy Services Inc.(ESI)に調達して貰い、据え付け工事はFluor Danielに担当して頂きました。
PG社のプロマネが、ESI社プロマネ、IHI社プロマネがコアチームとして毎月、進捗状況を確認するべく現地で会合しようとの提案に乗り、時にはPGプロマネ宅にも招待されました。
プロマネの奥さんは、私の米国滞在での配慮をしてくれましたし、女性民権運動にも積極的に参加する女丈夫な方でした。
私はそれで種々助かったのですが、それでも遠く日本から参加する私は大変で、2年間時差(Jet Lag)に悩まされて、健康を害してしまいました。
現地のProcter Gamble Oxnard工場に行くには、最初の頃はロサンゼルス空港から、インターステート405号線から101号線(Ventura Highway)を使って丘を越えて行っていたのですが、海岸線も良いとの助言もあり、ハイウェイ1号線(PCH:Pacific Coast Highway)を北上して使うことが多くなりました。