テーマ:政治について(20189)
カテゴリ:Politics
中国は領土領海問題で、国際的にも妥当ではない我田引水の主張に拠って、武力恫喝での拡大を画策中です。 特に台湾に対して中国の核心的利益と称して何時侵攻作戦が開始するのかは喫緊の課題なっています。 先日、台湾訪問した麻生副総裁は、国際秩序保全の為の武力対抗について言及することになりました。 「日本と台湾を取り巻く環境は大きく変化し、平時から非常時に変わりつつある。大事なことは、台湾海峡を含むこの地域で戦争を起こさせないことだ。抑止力には能力が要る。そして、抑止力を行使する意志を持ち、それを相手に教えておくこと。その三つが揃って抑止力だ」と、対中抑止力の強化を訴えた。 「今程日本、台湾、アメリカをはじめとした有志の国々に強い抑止力を機能させる覚悟が求められている時代はない」「戦う覚悟だ」「いざとなったら、台湾海峡の安定のために防衛力を使うという明確な意思を相手に伝えることが抑止力になる」と強調した。 抑止力強化のために「戦う覚悟」を強調したのだが、日米台の連携強化の下で対立を強調されれば、中国は「対中戦争を煽る発言」と受け取るだろう。 麻生氏は日本政府を代表して講演した訳ではないが、茂木自民党幹事長と共に、政権の中枢を担う自民党副総裁の要職に就いているだけに、発言には重みがある。 武力弱小周辺国には、国際仲裁裁判で青沙諸島は領有権主張に法的根拠がないと敗訴したにも拘わらず、中国に領土領海を譲る様に脅しを続けています。 中国の王毅外相はフィリピンに対し、南シナ海での緊張緩和に向けた方法を模索するため中国と協力するよう求めた。中国とフィリピンの間では、南シナ海のセカンド・トーマス礁で軍事拠点として機能している軍艦を巡り緊張が高まっている。 フィリピンは自国の排他的経済水域(EEZ)内にあるセカンド・トーマス礁の領有権を主張するため、1999年に意図的に軍艦を座礁させ、2016年には、南シナ海のほぼ全域に対する中国の領有権主張を巡り国際仲裁裁判で勝訴。裁判所はセカンド・トーマス礁を含む中国の広範な領有権主張に法的根拠がないと判断した。 中国は判決を認めず、南シナ海の人工島にて軍事化を推進。フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、インドネシアのEEZと重なる地域の領有権を主張している。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.08.15 08:32:37
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