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カテゴリ:Politics
原発処理水の放流が8月24日から開始すると唐突に告げられました。説明責任(Accountability)を果すことも無く、懸案事項を独断専行させると言うのです。 放流措置に関しては妥当と思えるのですが、事前に住民説明会で、その政策を説明しなかったのでしょうか? 国民に岸田政権は国民の声を大事にして政策を進めると言うのが売りでしたが、全くの偽りであることが分かりました。原点に戻るか政権交代をして頂きたいものです。 それにしましても、中国の反日政策は当を得ない様で、原発処理水の大気への放出要求は技術的にもコスト的にも環境影響の面でも実現性の低い中国の要求と思われますし、中国原発の排水トリチウム量が17ヶ所の内13ヶ所で福島処理水の年間放出予定量の上限を超えている状況にて、日本より中国が対策を急がされる筈ですので、その様な要求を突きつけるならば将に「隗より始めよ」と見本を示して欲しいものです。 8月21日、中国外交部は、「海洋放出は安全で妥当な処理方法ではないと指摘しているが、日本は経済的なコストから海洋放出を選んでいる。核汚染水を海に放出する案を強行するのをやめ、他の選択肢を議論し、責任ある方法で福島の核汚染水を処理するべきである」と日本側の姿勢を批判した。 処理水を蒸発させて大気中に放出する方法は、日本政府内で一時検討されたが、大気中の放射性物質のモニタリングが海洋よりも難しいなどとして見送られていた。 中国の原発から放出された排水のトリチウム量が17ヶ所の内13ヶ所で福島処理水の年間放出予定量の上限を超えていたことが中国の公式資料で分かった。福島の10倍相当を排出した原発も中国に多く存在、浙江省の秦山原発は、2021年に年間218兆ベクレルのトリチウムを放出、福島原発の放出計画の年間上限「22兆ベクレル」の約10倍にあたる。 福島原発の処理水放出について、日本政府は「環境や人体への影響は考えられない」との立場だ。国際原子力機関(IAEA)も「国際的な安全基準に合致」と妥当性を認めている。 だが、中国政府は「処理水」を「核汚染水」と表現し、危険性を大々的に宣伝し続けている。更に、処理水を蒸発させ大気中に放出するよう要求したことで、処理水の放出が始まれば、中国政府の反応はさらにエスカレートするのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.08.23 08:23:11
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