元上司の葬儀が行われた初台教会の庭の階段を上った処に、ルルドの聖母と思われるマリア像が飾られていました。
1858年、フランスのピレネー山中にある小さな村ルルド(Lourdes)に聖母マリアが出現、汚れた湧水が清水となり、奇跡を起こす聖水となった様です。
日本では1899年、五島の信徒に呼びかけて島内の奇岩・珍石を集め、その聖水を持ち込んで、ルルドの聖母と聖水泉が五島列島の下五島である福江島西端にある玉之浦町の井持浦教会に作られました。
日本で最初のルルドとなり、この霊水を飲むと病が治ると言われ、日本全国の信者の聖地となっている様です。
五島列島には、江戸幕府の禁教令で逃れた隠れ切支丹が多く居住、明治時代に禁教令が解かれてカトリック信者となって、50近くのカトリック教会が建立されましたし、聖水泉はありませんが、単独ルルドの聖母が祀られています。
家内の実家には従姉がシスターとしてルルド訪問して、購入したマリア像とロザリア、聖水が飾られています。
家内の従姉は浄土宗の家系に生まれたのですが、キリスト教に改宗してシスターとして活躍、60余才で胃癌を発症しましたが、神に召される時が近づいたと言い、手術をすることなく嬉々として神に召されました。