テーマ:油彩画(24)
カテゴリ:Paintings
油彩のバベルの塔は、ベルギーの画家ピーテル・ブリューゲルに拠って描かれ、ウィーンのウィーン美術史博物館とロッテルダムのボイマンス美術館に所蔵されています。 ウィーン所蔵の作品は塔建造の初期段階を描き、ロッテルダム所蔵の作品は建設が順調に立ち上がっている段階を描いていて、将来を示す暗雲も立ち込めていることも描き込んでいるのです。 バベルの塔の物語は旧約聖書「創世記」11章1-9節に現れる。位置的にはノアの物語の後、アブラハムの物語の前に置かれている。 全ての地は、同じ言葉と同じ言語を用いていた。東の方から移動した人々は、シンアルの地の平原に至り、そこに住みついた。そして、「さあ、煉瓦を作ろう。火で焼こう」と言い合った。彼らは石の代わりに煉瓦を、漆喰の代わりにアスファルトを用い、「さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう」。 主は、人の子らが作ろうとしていた街と塔とを見ようとして下界に下り、「成程、彼等は一つの民で、同じ言葉を話している。この業は彼らの行いの始まりだが、おそらくこのこともやり遂げられないこともあるまい。それなら、我々は下って、彼らの言葉を乱してやろう。彼らが互いに相手の言葉を理解できなくなるように」。主はそこから全ての地に人を散らされたので、彼らは街づくりを取りやめた。その為に、この街はバベルと名付けられた。主がそこで、全地の言葉を乱し、そこから人を全地に散らされたからである。 全ての主である神が、独自の行動に出た人間に嫉妬して怒りの行動を起こしたと言うことなのでしょうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.02.18 13:52:08
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