ヨーロッパを経由での帰国旅行で、スイスを観光旅行したのは1983年9月末のことでした。
レマン湖畔のモントルー市近く̪にシオンの城(Chillon Castle)を外から見学、古い城跡は湖畔にあって、地下牢獄の窓からは湖面と背後の山々が見えて、浪漫とペーソスを誘いますことから、詩人バイロンもその牢獄を訪れて、柱に自分の名前を刻んでおり、その後の著作の題材にも利用したようです。
先ず、スケッチブックに鉛筆でデッサンを描きます。
それを、キャンバスに木炭やウルトラマリンブルーで絵の骨格を描き、油絵具を用いて油彩に仕上げます。
絵筆を使わず、パレットナイフやペインティングナイフで絵具を厚く載せましたので、タッチが粗く筆程の詳細絵画とはなりませんでしたが、好きな油彩の一つとなりました。