3月13日のニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、対ユーロでのドル安などを背景に買いが入り反発した。中心限月4月物の清算値は前日比14.70ドル高の2180.80ドル/オンス、日本では1万1400円/gとなっています。
前日に発表された米消費者物価指数(CPI)では前年同月比で全体、コア指数ともに市場予想をやや上回った。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待は根強く、この日の外国為替市場では対ユーロを中心にドル売りが優勢の展開。ドル建てで取引される商品に割安感が生じたことから、金が買われる展開となった。
又、パレスチナ自治区ガザでは、イスラム教のラマダンが始まった後もイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が続いている。停戦合意の見通しが立たなければ、中東地域全体の不安定化につながるとの見方を背景に、安全資産として金が買われた。
2024年3月11日時点で2200ドル/オンスを突破、長期的トレンドは2300ドルが妥当な趨勢となるらしいのです。