昨日は、Amazon Prime VideoでNHKハイビジョン特集「よみがえる源氏物語絵巻」と言う番組を観ていましたが、途中「柏木2」が出て来てその構図を見て、急に70年前の中学校の美術授業で解説されたことを思い出したのです。
1950年代では、中学校では美術と言う教科ではなく「図工」だったのかも知れませんが、教育法も教養を保持させると言うよりも、高校受験に備えて知識を高めると言う路線変更がされていた時代でもありました。
そんな中、図工担当の太田教諭が、「源氏物語絵巻の柏木2」を展示して、国宝であり日本美術の宝でもあると解説して、勉強も大切だが、教養も大切だと力説したのでした。
又、他の授業時間では「マネの笛を吹く少年」を展示して、日本美術の素晴らしさをフランスがジャポニズムを活用して、その輪郭線と平面的な表示描写方を取り入れた作品だとしたのです。
児童をしっかりとした人格者として育てることを使命とする素晴らしい教師でした!