カテゴリ:Natural History
----- かた-くり【片栗】 ユリ科の多年草。山野に自生。 早春に二葉を出す。葉は厚くて淡緑色、表面に紫斑がある。 春早く、長い花柄を出し、紅紫色六弁の美花を開く。 花被片は外曲反転し、下向きに咲く。 地下茎は多肉・白色棍棒状で、澱粉を蓄える。 カタコ。古名、かたかご。 広辞苑第5版より ----- ちなみに、市販の片栗粉というのはジャガイモの澱粉。 カタクリの種子をアリが食物として巣に持ち運んで、 食べ忘れたものが発芽して広まっていくという説がある。 鳥のフンによって運ばれる種子と比べると、 なんともノンビリした繁殖方法だ。 近年では乱獲が進んで、非常に貴重な植物になっている。 貴重な山野草は自生するままに任せておけばいいものを、 自分の手元に飾るために掘る人がいる。 そんなエゴイストが持ち帰った花を 本当に大事にできるとは思えない。 何もかも自分だけの為に蒐集したがる人は、 コレクターなどではなくデストロイヤーだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.04.15 00:17:45
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