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カテゴリ:政治・行政
本日(5日)付けでJBプレスに私が佐々淳行さんにインタビューした記事が掲載されました。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/39354 題して「秘密保護法は軍事小国・日本の『必要悪』――佐々淳行氏に聞くインテリジェンス国家論」です。 同保護法は安倍政権が6日の成立をめざし、ただいま、国会で大論戦中です。 佐々氏は安倍総理とも親しく、同法の生みの親ともいうべき存在です。インタビューでは同法をはじめ、日本がインテリジェンス国家となるために必要な組織、考え方をわかりやすく解説してくれました。 「必要悪」というタイトルは佐々さんと相談して決めた。 考えてみれば、政治的決断、いや、人生の多くの決定には大なり小なり「必要悪」の要素がないだろうか。 必要悪とは道徳的、法律的には悪いこと、あるいは社会的にマイナス効果が出る恐れがあるが、それがなかった場合、より大きなマイナスがある時に存在を肯定される悪のことをいう。 悪人を取り締まる警察や、火消しをする消防など、なければないに越したことはない。 地震や津波で甚大な放射線障害が発生する危険がある原子力発電所、毎年5000人規模の交通事故死が発生するクルマ。いずれもないに越したことはない。少しでも副作用の発生の恐れのある医薬品は全廃した方がいいかも知れない。 でも、それが無いときのマイナス効果が大きい場合、やはりなくすわけにはいかない。それが必要悪だ。 人は日々、少しでもマイナスが少なく、プラスが多いものを選択しながら、生きている。「100%プラスで、マイナスは0」なんていう申し分のない選択ができることはめったにない。結婚、学校選び、就職、家探し、趣味、旅行。すべて少しでも良かれというものを選んでいるにすぎない。 選択の結果が間違いで、もっとよい選択肢があったということも少なくない。だが、一生懸命考え、検討した結果なら、それはやむをえないとあきらめるのも人間である。 秘密保護法も同様だ。国会やマスコミでは反対意見が多いようで、絶対反対、廃案にせよという声も少なくないが、私は佐々と同様、必要悪と考える。 サイレント・マジョリティもそうではないか。マスコミが騒ぐほど、反対意見は高まってはいない。 中国が防衛識別圏を設定し、アメリカが日本を支持しつつも、一方で中国にも配慮する姿勢を見せている今日、独立国として、自分のことは自分で守らなければならない局面が増えているからだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.12.06 08:21:42
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