こどものあそびば

９月２３日・・・以前の予報では雨だったけれど、なんだかよく晴れて気持ちのいい一日でした。こどものあそびばってわりと晴れるんだよね。やっぱり遊びたい人の欲求が天気を動かすのか！今日は風も強く、テントも張れず、本当に「青空自由工作コーナー」になりました。
　今回の場所は久しぶりのＤ・Ｅブロック。このＤ・Ｅブロックは、広い幕張海浜公園のマリンスタジアムから検見川浜方向に伸びる海沿いの部分です。しばらく、大芝生広場であそびばを続けていたので、本当に久しぶりな感じです。大芝生広場は人通りも多く、「なんとなく」とか「たまたま」という形容詞をつけて「来ている」人（こども）があそびばに寄ってくれて、私にはとても新鮮な出会いの場所だったので、正直なところ今回はどうなるかなあと思っていました。なにしろ、人通りが少ないというイメージが強かったもので。
　しかし蓋を開けて見たら、面白い１日。ちらしを見たり、ネットで出した情報を見て来てくれた人がいて、「はじめまして」なのですが、こどものあそびばに遊びに来たという点でなんとなく「はじめまして」ではないような。いろいろと会話を楽しんでましたが、なんと私と同郷の人間発見。「学校の裏手に駄菓子やあったよねえ」のような話題で２人だけで盛り上がり、少しく閉鎖的な空間を作ってしまいました。
　さて、子ども達は工作をしたり、ボールで遊んだりとそれぞれ自分の遊びをしていました。一人のお父さんがつくったキリンが人気で、端材をつかって数人が自分なりのキリンを作っていました。お母さんと公園を歩いて木の実や貝を集めてきて表札作った子もいたね。そうそう、竹ぐしを改良して編み棒をつくり、毛糸を編んでひよこをつくったお母さんにはびっくりしました。面白かったのは・・・弁当も終わり午後もひとしきり遊んだ後「なんかつまんないよ」という子出現。
　「なんか工作でゲームでもつくってみたら」というと・・・小さな鉛筆立てのようなものをつくるとそこに竹ぐしをたくさん入れて「くじひいて～」。もちろん、ただではありません。ダンボールでお金を作って、ご商売していました。「げっまた当りがでちゃったよ～」という声が頻繁にあり・・・。もうけるには知恵が足りなかったようですが、賑々しく、楽しそうでした。「なんかつまんない」っていいね。「つまんない」は「面白い」を生み出す母だからね。
　４畳半ほどの小さなスペースに人が集まって、子供同士で、親子で、もくもくと一人で、それぞれがなんだか楽しそうに夢中に遊んでいる。そんな生き生きした場のパワーが私の糧です。