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カテゴリ:夏 全国選手権大会
■第87回全国高校野球選手権大会 12日目 準々決勝 第二試合 ◆8月17日 駒苫×鳴門工 戦 ◇準々決勝◇試合開始 13時29分◇試合終了 15時43分◇観衆 24,000人
(鳴)田中暁、八木-上野 (駒)松橋、田中-小山 【本塁打】 林1号(駒)=大会27号 ◇投手成績
【戦評】 駒大苫小牧が1-6の7回、打者11人の猛攻で6点を奪い逆転勝ちした。 岡山の二塁打を皮切りに5長短打を集め、同点の1死満塁からは岡山の中犠飛で勝ち越した。 試合の流れを一気に引き込む集中力が光った。 投げては3回途中から救援した田中が7回に3連打で3点を失ったが、 逆転した後はリズムを取り戻し、計12三振を奪って鳴門工の強力打線をかわした。 いやぁ(;´Д`A ``` ホントこの試合はハラハラしました。 7回表に3点入れられて“終わった”と思いました。 が、マモノは7回裏にやって来た!! 岡山の『鬼迫』の1打!『鬼迫』の走塁!!そして3塁到達!! 香田監督の「アイツ、なんで2塁行くんだろう。と思った」という 試合後のコメントには笑った≧(´▽`)≦アハハハ 【試合経過】 <1回表>【鳴】 駒大苫小牧の先発投手は松橋。尾崎に右前打、村田に四球を与えたボールが捕逸と重なり、 それぞれ進塁を許し無死二、三塁。柳田に左前適時打を浴び1点を先取された。 なおも一、三塁で上野を投ゴロ併殺打。続く安原に四球を与えて2死一、三塁となり、 藤に左前適時打を浴び2点目を許した。一、二塁で堀江は空振り三振。 <1回裏>【駒】 鳴門工の先発投手は田中暁。林がいきなり初球を右翼へソロ本塁打。 五十嵐は二ゴロ、辻、本間は空振り三振に倒れた。 <2回表>【鳴】 田中暁に一塁内野安打を許したが、西林の三塁前バントを二塁で封殺し1死一塁。 尾崎のバントも捕飛に抑え、村田を三邪飛に仕留めた。 <2回裏>【駒】 青地は空振り三振。1死から岡山が左越え二塁打で出塁したが、山口、小山は 空振り三振と後続が断たれた。 <3回表>【鳴】 柳田を見逃し三振。上野に右越え二塁打を許し、安原の二ゴロで進塁され2死三塁。 藤に中越え適時二塁打を浴び1-3とされた。 駒苫は松橋に代わり田中が2番手で登板。堀江を見逃し三振に抑えピンチをしのいだ。 <3回裏>【駒】 田中、林、五十嵐はいずれも遊ゴロと3者凡退に打ち取られた。 <4回表>【鳴】 田中暁を空振り、西林を見逃し、尾崎を空振りと3者連続三振に仕留めた。 <4回裏>【駒】 辻、本間は空振り三振。2死から青地が左前打、岡山が中前打で続いて一、二塁とし、 次打者山口の時に重盗を決め二、三塁。山口は空振り三振に倒れ好機を逸した。 <5回表>【鳴】 村田を空振り三振、柳田を二ゴロ、上野を空振り三振と3人で片付けた。 <5回裏>【駒】 小山、田中は遊ゴロ。2死から林が遊撃内野安打で出塁したが、五十嵐は見逃し三振。 <6回表>【鳴】 安原を投ゴロ、藤を三ゴロ、堀江を空振り三振と3者凡退に抑えた。 <6回裏>【駒】 辻は遊ゴロ、本間は二ゴロ、青地は投ゴロと3人で終わった。 <7回表>【鳴】 田中暁に四球を与えたが、西林の投前バントを二塁で封殺し1死一塁。 尾崎を空振り三振。 村田に右前打を許して2死一、三塁とされ、柳田に中前適時打を浴び1点を追加された。 なおも一、二塁から上野に左中間2点二塁打を打たれ1-6とリードを広げられた。 次打者安原の時に田中が暴投し2死三塁。安原は遊ゴロ。 <7回裏>【駒】 岡山が右前に二塁打を放ち、右翼手の二塁悪送球が重なって三塁へ進塁。 山口の代打佐藤が死球を受け無死一、三塁。一走は代走白岩。 小山が中前適時打を放ち1点をかえした。田中が投前バントで送って1死二、三塁とし、 林が左越え2点二塁打を放って再び2点差。五十嵐が中前打でつないで一、三塁とし、 辻の遊ゴロ敵失で1点差。 なおも一、二塁から本間が中前適時打で続き、6-6と試合を振り出しに戻した。 さらに中堅手の本塁悪送球が重なり、走者はそれぞれ進塁して二、三塁。 青地が死球を受け1死満塁とし、岡山が中犠飛を放って逆転に成功した。 2死一、二塁で白岩は空振り三振。 <8回表>【鳴】 駒大苫小牧は代走白岩がそのまま右翼に入る。 藤を三直、堀江、田中暁の代打宮川を空振り三振と3者凡退で切り抜けた。 <8回裏>【駒】 鳴門工は代打宮川に代わり八木が2番手で登板。 小山は空振り三振、田中は二ゴロ、林は一ゴロと3人で打ち取られた。 <9回表>【鳴】 西林を三ゴロ、尾崎を空振り三振。2死から村田に遊撃内野安打を許し、代走は浅田。 最後は柳田を空振り三振に仕留め試合終了。駒大苫小牧が7-6で逆転勝ちした。 ◆8月17日 日刊 鳴門工戦 甲子園は僕らの庭だ! 大逆転の4強! ◆8月17日 スポニチ 逆転4強 駒苫ミラクル4強! 松橋次こそエースの誇りを ◆8月18日 朝日 底力、5点差覆す ◆8月18日 苫民 甲子園だより=げんかつぎ ←ミラクルの影にケツ儀式あり? ◆8月18日 駒苫田中、逆転呼び込む気迫の96球 駒苫は3回途中から救援した田中投手が6回1/3で5者連続を含む12奪三振の力投。 強打の鳴門工(徳島)に3点は奪われたが、気迫の96球でチームの反撃を呼び込んだ。 マウンド上でほえ続けた。田中の気迫が、高校通算30本のスラッガーをも上回った。 鳴門工の最後の打者、3番柳田をフォークで空振り三振に打ち取った。 苦しいゲームを制して自身も甲子園通算3勝目をゲット。やっと笑顔を見せた。 先発松橋が序盤に打ち込まれ、3回途中からのロングリリーフ。 「三振を狙いに、いっていました。スライダーの切れが良かった」。 打者24人から5者連続を含む12個の三振の山を築いた。 7回、鳴門工の強力打線につかまり3失点。 それでも「5点差でスタンドはあきらめたかもしれないけど、逆転できると思っていた」 と先輩たちを、いや自分を信じていた。 7回、5番安原に投じた2球目は自己最高速の146キロをマークした。 昨年11月の神宮大会で141 キロ 、センバツ2回戦の神戸国際大で145キロ。 最高速を大観衆の前で、ことごとく塗り替えてきた。 小山捕手は「打たれても冷静なところがすごい。本当にすごいやつ」と話した。 反撃を呼び込む「奮投」をした2年生右腕に、香田監督も「田中が流れを食い止めてくれた」 と目を細めた。あす19日の準決勝では東北(宮城)大阪桐蔭(大阪)の勝者とぶつかる。 田中は「監督に『次またいけ』と言われたら、いつでもいきます」と力強く言った お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 10, 2006 11:32:35 PM
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