リリーのすべて
4月1日
新年度の始まり、だけど一週間の終わり。
やっとリリーのすべてを鑑賞。
1926年のデンマークに実在した夫婦のお話。
夫のアイナーがとある出来事をきっかけに、自身の中にいた女性としての自分に気づく。どんどん変わっていく夫に戸惑う妻ゲルダと、性の不一致に苦しむアイナーの姿は観ていてとても苦しかった。
彼らの苦しみは私には到底分からないけど、彼らの前向きな姿には心打たれた。
当時の多くの医者や一般の人達の無理解にはとてもショックだったし、この90年近くでヨーロッパでのトランスジェンダーへの理解は随分変わったんだな、と興味深かった。
そして、アイナーからリリーへの変化をとても自然に演じたエディレッドメインが素晴らしい!
下手な役者がしたらコントになるようなとてもキワドイ役どころなのにホント凄い。
私は観てよかったけど、一緒に行った主人は全く共感できず退屈だったみたい(-。-;