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カテゴリ:太る原因
何で栄養が偏るダイエットや、1品ダイエット、朝食抜きダイエットなどがダメなのか??
それは、やはり身体のメカニズムにあります。 身体は、ホメオスタシスと言って、今の身体の状態を維持する働きを 持っています。 体温が寒い時でも真夏でも一定に保たれているのは、このホメオスタシスの働きによるものです。 身体は、どんな状態になったとしても、その身体の状態を維持しようと 働くのです。 では、ダイエットで身体に必要な栄養が入ってこなくなった場合は、どうなるでしょうか? もちろん、ホメオスタシスが働き、その身体の状態を維持しようとします。 どういうことか?要するに栄養が入ってこない場合は、栄養が入ってこなくても身体を維持しようとするのです。 もっとわかりやすく説明しましょう。 朝食を抜くダイエットを例にとります。 ●朝食を抜くダイエット 朝食を抜けば、朝は栄養が入ってきません。 しかも、炭水化物を朝摂取しないとなると、1日の活動に必要な エネルギー源がないまま、1日を過ごすということになります。 こうなると、糖分が脳にいかなくなり頭はぼ~っとしてしまいますし、身体は動きません。 こうして、怠け者のようになってしまうのです。 ダイエットをしている時に、動くのが面倒になったり、太るのがいやで 栄養を制限している人の中で、怠け者のようになってしまう人が多いのは、こういう理由からです。 なにも、その人が怠け者というわけではなく、身体の働きにより行動 しにくくなっているのです。 ここで言う身体の働きは、行動しない・頭を働かせないという省エネを 実行して、少ない栄養でも身体を維持しようとすることです。 わかりましたか? これで考えれば、他の偏ったダイエットも同じことがわかります。 身体が必要としている栄養素を抜くと、身体がその状態に対応しようと するので、このような状態が起こるのです! しかも、この状態は、もっと大変なことを引き起こす序章に過ぎません! どういうことでしょうか? この栄養を制限している状態は、最初は入ってくるエネルギーが減る のですから、その分体重が減ります。 しかし、身体のホメオスタシスで身体が少ない栄養を省エネしながら 身体の今の状態を維持しようとしますから、そのうち体重は落ちなく なります。 要するに、入ってくるエネルギーが減った状態で身体を維持させようと するのです。 こうなると、さらに栄養を制限しなければ、体重が減りません。 この悪循環にはまり込んだ場合、最終的にぜんぜん食べてないのに体重 が減らないという最悪の状態になります。 実際にこういう状態まで行ってしまう方が、ここ最近多いのです!! どうでしょうか?? 間違ったダイエットが、いかに危険かお分かりいただけたと思います。 ◎ホメオスタシス=飢餓状態制御 ホメオスタシスとは 生き物が一定な状態を保とうとする性質です。 人間は自律神経というのもがありますが、自律神経には交感神経と副交感神経があります。 無理なダイエットや極端なダイエットで痩せる人に多く見られるのが、 イライラや生理がとまるなどの現象。この現象は副交感神経と交感神経が 正常でなくなる(バランスがとれていない)ことからなります。 ホメオスタシスは人間がダイエットを行ったときに働き、あなたの体を 正常に保とうとするから、停滞期になるのです。 もしも、ホメオスタシスを無視するようなダイエットをやると、自律神経を 正常に働かせることが出来なくなり、イライラやうつ病などの症状になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年07月03日 23時46分35秒
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