2151122 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

光透波(ことは)の泉【デジタル版】  しあわせの波紋                        

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

「富士山」から「戸… 【 たまのを 】さん

♪ ツイてる ありが… ヒックル(^_^)vさん
けんたまの一言ポエ… けんたま6626さん
氣のワーク研究所 朝日6844さん
Snowy*Heart -心と体… snowy*heartさん
瑠璃ほぎ日記~遊び&… るりほぎさん
占い師・藤森緑の雑感 midori_fujimoriさん
クリスタル・ピープ… やまとごころさん
かみさまのえんぴつ ジェラ○さん
カエルぴょこぴょこ 森の中の海さん

Profile

ことは(^_-)☆

ことは(^_-)☆

Calendar

Freepage List

Category

Recent Posts

Comments

日本経済の語臣@ Re:第66幕「サムライブルーと八咫烏(ヤタガラス)」(天照大神の謎)(06/19) ルパン三世のマモーの正体。それはプロテ…
ヒフミヨは天岩戸の祝詞かな@ 桜舞乱心*いろは詩 ≪…光透波…≫は、数の言葉ヒフミヨ(1234)…
RaymondArout@ Вторжение Впервые с начала войны в украинский пор…
Jeraldanact@ Проститутки метро Улица Дыбенко Брат замминистра инфраструктуры Украины…
hydraGes@ Гидра каталог 2022 гидра [url=https://hydraruzpnew4afonion.com]С…

Archives

May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024
January , 2024
December , 2023
November , 2023
October , 2023
September , 2023
August , 2023

Rakuten Card

May 26, 2006
XML
2006年5月26日0056.JPG
▲葵:大好きな「苺」の形の苺ちゃん帽子で、ご満悦って感じだけど何か?

2006年5月26日0055.JPG
▲透萌(ともえ)

会社のお客さまにいただいた、苺ちゃん帽子を、かぶらせてみました。
ふたりとも、苺は大好きで、帽子なので食べれませんが、喜んでいました。
ありがとうございます。
あと何回か、この苺ちゃん帽子シリーズ(?)でいきたいと思います。


それでは、本題へ!



以前取り上げた「海幸彦と山幸彦」の物語は、「八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)」=「マナの壺」であることが、象徴で示唆されている可能性があることを、紹介しました。

この「海幸彦と山幸彦」の物語は、お伽話「浦島太郎」のルーツともいえます。
しかし、「浦島太郎」の直接的なルーツは、丹後風土記などの「浦嶋子」の物語になるといいます。

今回は、お伽話「浦島太郎」と、丹後風土記の「浦嶋子」の物語を取り上げてみたいと思います。

なぜ、「お伽話」は「伽」という漢字を当てるのか…?

「伽」は、「とぎ」という読みは本来ありません。
ということは、当て字であり、「伽」という漢字を当てた意味があるということになります。
ある意味この当て字は、日本のルーツをも意味する当て字とも言えることが指摘されていますが、また機会があれば、紹介してみたいと思います。


では、まず、浦島太郎の物語を。
室町時代の御伽草子で、ほぼ現在伝わる「浦島太郎」の物語の型ができあがったとされます。


★お伽話「浦島太郎」★

『御伽草子』(浦島太郎)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
浦島太郎は丹後の漁師であった。
ある日、釣り糸にがかかったが、「亀は万年と言うのにここで殺してしまうのは可愛そうだ」と逃がしてやる。
数日後、一人の女人が舟で浜に漕ぎ寄せて自分はやんごとなき方の使いとして浦島太郎を迎えに来た。
姫が亀を逃がしてくれて礼をしたい旨を伝え、太郎はその女人と舟に乗り大きな宮殿に迎えられる。
ここで姫と3年暮らし太郎は残してきた両親が心配になり帰りたいと申し出た。
姫は自分は実は太郎に助けられた亀であったことを明かし玉手箱を手渡す。
太郎は元住んでいた浜にたどり着くが村は消え果ていた。
ある一軒家で浦島何某の事を尋ねると近くにあった古い塚がその太郎と両親の墓だと教えられる。絶望した太郎は玉手箱をあけ、三筋の煙が立ち昇り太郎はになり飛び去った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

舟に乗って行った大きな宮殿は、一般的には「龍宮城」と言われたりします。
キーポイントとなる言葉を太字でしてみました。

「浦島太郎」「亀」「大きな宮殿(龍宮城)」「玉手箱」「鶴」



★丹後風土記「浦嶋子」★

次に、「浦島太郎(御伽草子)」のルーツとされる「丹後風土記」の「浦嶋子」について、見たいと思います。
こちらは、少し長いですが、掲載してみます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
丹後国風土記

雄略天皇の御世丹後国の与謝の郡、日置の里、筒川の村に、一人の男がいた。

彼は日下部首等の先祖であり、筒川の浦の嶋子という。姿の良いこと限りなく、水の江の浦の嶋子(しまこ)と呼ばれた。

これから記す話は、昔、馬養の連が書いたことと同じものである。

嶋子は一人で小舟に乗り、海に出て釣りをしたが、三昼夜を経ても一匹の魚も釣れず、ただ五色の亀を得た。
奇異に思って舟に置いたが、嶋子が寝入ると、亀はたちまち麗しい乙女に変身したのだった。

嶋子は驚いてたずねた。
「ここは海の上、人家も無い。あなたはどこから来たのです」
「あなたと楽しく語らうため、風雲に乗ってまいりました」
「一体どこから来たというのです」
「私は天仙です。あなたを慕ってきたのですから、怪しまないでください。さぁ、愛し合いましょう」
嶋子は彼女が神女であると知ってかしこまり、おそれた。
乙女は言った。
「私はあなたと天地や日月のように末永く夫婦の契りを結ぶ決心で参りました。どうか受け入れてください」
「そこまで言われては、断る理由があるでしょうか……」
「ではあなた、一緒に蓬山(蓬莱山…仙人が住むという中国の伝説上の楽園)へ行きましょう」

嶋子が承知すると、乙女は嶋子に目をつむっているように教えた。
その通りにすると、一瞬のうちに海に浮かぶ広大な島に着いた。
地は宝石を敷きつめたよう、高くそびえる城門の影は辺りを覆って暗く、高楼は日の光を受けてきらきらと輝いていて、見るもの聞くもの初めてである。

手を引かれて行って、一軒の大きな屋敷の門に来た。
「あなた、ここでしばらく待っていてくださいね」と乙女が入っていき、嶋子が待っていると、七人の子供達が出てきて、「これは亀姫の夫だ」と言い、次に出てきた八人の子供達も「これは亀姫の夫だ」と言うので、その言葉から乙女の名が亀姫というのを知った。
その次に亀姫が出てきた。
「七人の子供は昴星(すばる)で、八人は畢星(あめふり)(おうし座にあたる、中国の星座)です。怪しむことはありません」

亀姫の案内で屋敷に入り、亀姫の両親とも会った。
数多のご馳走が並び、亀姫の兄弟姉妹や隣の里の幼女までもが宴に参加して、歌ったり踊ったり、その盛況さは人間界のそれの万倍だった。
夕暮れになると仙人たちは引き上げ、亀姫だけが残った。
そして二人は夫婦となった。

嶋子が旧俗を忘れて仙都に遊び、三年が過ぎると、故郷や両親を思い出して帰りたくなり、その思いは日毎に増していった。

「あなたの顔色を見ると常とは違う様子。一体何を思っているのですか」
と亀姫が問いかけると、嶋子は
「古の人は、少人は土(故郷)を懐かしみ、死する狐は丘(巣穴)に首を向けると言います。嘘だと思っていましたが、今は確かにそうだと思っています」と答えた。

「あなたは帰りたいと思っているのですか」
「私は俗界の近親を忘れて遠く仙境に入りましたが、親族を懐かしむ気持ちが増してたまりません。願わくば、暫しの間 俗界に帰り、両親の顔を見たいと思うのです」
亀姫は涙をふき、嘆いて言った。
「夫婦の絆を固く誓ったのに、どうして郷里に帰って私を捨てるのですか」

しかし嶋子の決意は固く、ついに袂をひるがえして、帰路についた。
亀姫の両親や親族は別れを悲しみ、亀姫は玉匣(たまくしげ)(櫛や化粧道具を入れる綺麗な箱)を渡して言った。
「あなた、私を忘れずに帰ってくる気があるなら、かたくこの匣を握って、決して蓋を開けて中を見ないでくだい」

そうして、船に乗りこみ、教えられた通り目をつむると、たちまち故郷の筒川の郷に帰り着いた。
しかし、知った人はいないし、自分の家も無い。郷の人に「水江の浦の嶋子の家の人は、今、どこにいますか」と訊くと、郷の人は言った。

「あなたはどこの人ですか、そんな昔のことを訊くなんて。私の聞いたところによれば、古老たちの伝えに、昔、水江の浦の嶼子という者がいて、独りで蒼海に出て行ったまま帰らず、もう三百余年を経た、といいますが……どうしてこんなことを訊くのです」

嶋子は故郷をさまよったが、一人の知りあいにも会わないまま年月は過ぎ去った。
嶋子は玉匣を撫で、亀姫を恋しく思った。そして、先の約束を忘れて玉匣を開けた。
途端に、かぐわしい蘭のような若い体は、風雲と共に天に飛び去った。

嶋子は、約束を破ったために亀姫に逢えなくなったことを知り、首をめぐらして佇み、涙にむせんでさまよった。 

ここで、涙をふいて歌ったことには、

常世べに 雲たちわたる 水の江の 浦嶋の子が 言持ちわたる

すると、亀姫が遥か遠くから 美しい声を飛ばして歌った。

大和辺に 風吹き上げて 雲放れ 退き居りともよ 吾を忘らすな

嶋子は更に恋しい心を募らせて歌った。

子らに恋ひ 朝戸を開き 吾が居れば 常世の浜の 波の音聞こゆ

後の世の人が、これに付け加えてこう歌った。

水の江の 浦嶋の子が 玉くしげ 開けずありせば またも会はましを
常世べに 雲立ちわたる たゆまくも はつかまと 我ぞ悲しき
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このふたつの物語をみて、今の「浦嶋子」の物語が、先にあげた「浦嶋太郎」の原型であることが分かります。
「浦嶋子」では、「玉匣(たまくしげ)」だったのが、「浦島太郎」では、おなじみの「玉手箱」になっているというのはありますが、両者は同じです。

●「玉匣(たまくしげ)」=「玉手箱」

では、この「玉手箱」とは、いったい何なのか・・・?

次回、「海幸彦と山幸彦」との関わりも見ながら、この「玉手箱」の正体に迫ってみたいと思います。











お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  May 27, 2006 01:43:31 AM
コメント(3) | コメントを書く
[日本と古代ヘブライの関係] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.