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May 19, 2010
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カテゴリ:日々の暮らし

 「筍堀りにいらっしゃいよ」との電話を頂き友人と出かけました。

彼女のお宅は仙台藩から7代続いた華岡青洲ゆかりの医院で、

広大なお屋敷には樹齢2~300年の欅や桜・梅の木が至る所に乱立しており、蔵の白さに益々風格をそなえておりました。

先日偶然、青洲のテレビ番組を見ました。

 青洲は世界初の麻酔を完成させ手術をした医師で、「通仙散」母と妻を人体実験にして乳癌の手術をし、最終的には妻は失明したと言う、涙なくして語れないドラマがありました。

「華岡青洲の妻(有吉佐和子著)で承知していましたが、

青洲は全身麻酔術の成功は北は津軽南は薩摩からはるばる門戸を叩いて、入門者が訪れ、年間数十人を迎え、別棟を建て増しても建てましても追いつかない程収容しきれないほどだったそうで、その門下生の一人だったのでしょう。

石越へ筍堀青洲の妻本.jpg

石越へ筍堀 021桜散る.jpg

調合割合を示されたおびただしい資料や、手紙など、197種類の薬草が和紙に包まれて見事なほど整理保存されていたビデオを拝見しました。現在は博物館に納められているとの事でした。

江戸時代、鎖国体制の下にあっても前人未到の学問に取り組み、世界を先駆ける業績を残した先人にはただただ敬服するのみです。

昨日の地方紙に投稿していられた方もそんなことを記載していました。

全く同感です。

私の母方の祖父も伊達藩に仕えた漢方医でした。

今日は歴史が脈々と受け継がれていることを実感し、筍堀りの事を忘れ興奮しました。 

 帰途につき改めて青洲の本を読み直しました。

 

 

 






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Last updated  June 15, 2010 04:15:46 PM
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