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カテゴリ:一般小説
「僕の行く道」 新堂冬樹 双葉文庫 571円
離れて暮らす母に会うため、小学3年生の沖田大志はひとり、旅に出る。途中、さまざまなトラブルが大志に降りかかるが、行く先で出会う人々の優しさに助けられ乗り切っていく。心細い思いをしながらも健気に旅を続ける大志は、果たして母に会えるのか?「涙でページがめくれませんでした」という読者が続出した、親子愛溢れる感涙のハートフルストーリー。(表紙カバーより) 2008年6月、読破。 メフィスト賞作家、新堂冬樹のハートフルストーリーです。解説にも書かれていましたが、新堂冬樹という作家は二人いる(ダークサイドとピュアサイド)と思ってしまう作品です(もちろん、この作品は、ピュアサイド)。 主人公の小学3年生の大志は、本当に健気で、素直で、優しくて、勇気があって、旅の途中で出会った人々に助けられるのですが、逆にその人たちを救います。 そんな大志だからこそ、ラストの厳しい現実に直面する場面で、一瞬の奇跡が起こります。涙なしでは読むことができませんでした。 この奇跡の使い方が、抜群にうまいです。大志の成長の物語です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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