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カテゴリ:国語
私は、生徒さんと向かい合うとき、
「国語」や「文章」を通して、 ・前向きに考える力 ・表現する力 を鍛えたいと考えています。 単に問題に取り組ませて、その後に解答解説を伝えるだけでは、苦手意識のある生徒さんの力を伸ばすことは難しいのです。 前向きに考える力は、問題を分析し、解決に向かう意欲を強めますし、その方法を探る力、行動する力につながっていきます。 表現する力は、そのまま人と人とのコミュニケーションを広げ、深めます。 考えること、伝えること、人を理解すること、これらのツールとしての「言葉」です。 「国語」は「コミュニケーション」「人間関係の構築」という側面を意識して取り組めると、学んでいく子ども達の中により染み込み、実践につながっていくと考えています。 特に私の接する大学生の中には、「だるい」「めんどくさい」が口癖になって悪循環を繰り返して、それを自分の個性で性格であると認識してしまっているケースが多いのが、惜しくてしかたありません。 文章読解のトレーニングのページも、最初はテキストを開いた瞬間にぱたぱたと眠ってしまったり、 机にふせってしまうことも多かったのですが、 数回の講義の中で、考え方のほんの少しの軌道修正で、自分の未来は大きく変える事ができるんだっていうような話や、日本の企業が困難を乗り越えた話やお客様に対してのサービスの高さやその意図などを伝えていくうちに学生の姿勢も表情も変わっていきました。 先日は、学力テストで最下位のクラスを担当したのですが、(このクラスはほぼ全員がAO入試か提携校からの入学者です。) 最初は読解問題なんかめんどくさいっ!という感じだったのが、 少しずつコツを伝えて、読み進めて、各自に問題をさせていく段階では、 少し「あ、これわかった。答え エ やん。」とつぶやいた学生がいました。 ぱっと明るくなった表情に、私もつられてうれしくなったのですが、その隣の席の学生が、 「せっかく考えてるのに、聞こえるような声で答え言うなよ~もー。」と言い、 「あ、ごめん。」 という会話になりました。 初回と比べたら彼らには大きな成長です。 当初は「答えだけ言うて。写すから。それでいいやん。」という感じでしたから。 そして、答えを写そうとする学生でも、テキストすら開かない学生に比べれば「優秀」に見えてしまうような状態でした。 意欲、考え方、そういう部分からの刺激を続けて、本来持っている自分の能力や可能性に気づいて磨くことを楽しめるお手伝いができたらいいなと今日も行ってきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年07月10日 09時43分36秒
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