カテゴリ:中学受験・サポート
ケアレスミス、誰しもあります。
なかなかなくせないものです。 ですが、その頻度を下げるためにできることがあります。 特に、小学生のうちからしておけばその効果は高くなります。 生活を見直すことです。 単位をそろえるのを忘れちゃう生徒さんは、例えばプリントをなくしちゃったりすることも多いです。 問題文の読み違いをして不正解となる生徒さんは、友達の話を最後まで聞かずに別の話題に移したりすることもあります。 注意力を発揮する回数を増やして、「ケアレス」を抑えるトレーニングをしていきましょう。 この部分の強化は、学校の先生より塾の先生よりも 保護者の方の働きかけが効果的です。 ・朝起きたら、ベッドの上の布団を整える。 ・歯磨きした後、洗面台の上が水浸しになっていないか確認する。なっていたら拭く。 ・朝ごはんをたまには自分で全部用意して、片付けもしてみる。 ・くつを脱いだらそろえる。 ・ドアは開けっぱなしにしない。 ・家族以外の大人と話をするときには丁寧語を使う。 ・食事のときの姿勢、箸の使い方がきれい。 等 ↑これ、すべて自然にできているお子さんを想像してください。 しっかりしてますよね。賢いから生活面もしっかりしているのではなく、生活面がしっかりしているから使った情報の整理もうまくて、ミスも少なく、得点が高くなるのだと大勢の生徒さんを見てきて体験的にそう理解しています。 面倒見がよいお母さん、子どもには勉強をしっかり頑張って欲しいからとお手伝いを一切させていない、身の回りのことは全てやってあげている、 もしかしたら、それは「ミスをする土台」となっているのかもしれません。 使っているのは同じ脳です。 生活面は全然できていないし、字も汚いし、忘れ物も多いけど、成績はいい、という子も小学生の段階だと割といます。 でも、今後古典や英語も入ってきたら、天井に頭をぶつけることが多いです。 今の学ぶ知識から格段に量も範囲も深みも拡大したときに困るのは本人です。 「雑」であることは、これから何かとネックになってきます。 忘れ物、探し物が多い。 時間やお金、約束にルーズ。 困ります。 神経質すぎても困りますが、ある程度几帳面に対応する力をつけけば、将来人との信頼関係を築く力に繋がってきます。 そういう人間関係を構築する力や仕事をする力に繋がっていく道を作るという意味で「勉強」をとらえた場合、価値観や考え方という大きなものさしでも働きかけが必要だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年06月10日 08時31分17秒
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