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傀儡師の館.Python

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kugutsushi

kugutsushi

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2007.11.03
XML
カテゴリ:Python
先月から始まった Python Magazine を PDF で見ることができるので、流し読みしてみた。全部で 46ページ。内容は、次の通り。

  • Extending Python - Build your own Python extensions using C
  • Processing Web Forms Using Anonymous Functions & WSGI
  • Creating custom PyGTK widgets with Cairo
  • Working with IMAP and iCalener
  • COLUMNS:

    • Import This - Welcome to the debut of Python Magazine
    • And now for something completely different - Modern process management modules alleviate GIL woes
    • Welcome to Python - XML Processing with ElementTree
    • Random Hits - The Python Community


掲載されているコードは、PyMag_2007-10.zip からダウンロードできる。

Doug Hellmann 氏の AND NOW FOR SOMETHING COMPLETELY DIFFERENT では、マルチスレッドアプリケーションの話が書かれている。Python は GIL (Global Interpreter Lock) があるから、インタプリタが実行するバイトコードは、1つのプロセッサで1つのスレッドだけ。じゃあ、GIL をなくした Python の実装したらいいじゃんということだけど、かつてそういう試みもあったけど、パフォーマンスが出なかった。もし、パフォーマンスに優れた実装が表れれば GIL はなくなるだろうけど、実際にそういうものは出てきていない。ということで Python 3.0 でも GIL は存在し続けるようだ。だから現状では、Python はマルチプロセッサのメリットを十分活かせなかったりするが、まあ、それはそれで打つ手はあると。

Vitalii Vanovschi 氏の Parallel Python パッケージとかは、ジョブサーバを動かして、そこから個々のプロセッシングノードにワーカージョブを振り分けるような仕組みらしい。これを使うと複数の CPU があるマシンでも CPU を有効に使えるようだ。

他には Richard Oudkerk 氏の processing パッケージもある。プロセス間のデータ共有もやりやすくできている。リモートサーバで処理させるのも楽なようだ(pickle でデータをやりとりするから、セキュリティには配慮した実装にする必要がある)。

なんていう話題が扱われていたりする。日本の雑誌見ても、なかなかそういうレベルの記事がないから(たぶん。最近、また雑誌読んでないので、あったらごめんね)、このレベルの雑誌が出てきたのは嬉しい感じだが、問題は継続するかなのだな。Python Magazine にも書いたけど PyZine は 8号でストップしちゃったし、なかなか、こういうのって続けるの難しいのだろうね。

とりあえず他の記事もおもしろいので、Python ユーザは一読の価値ありと思う。








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Last updated  2007.11.03 11:16:06
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