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カテゴリ:気持ち・自分の気持ち・人への気持ち
それは、昨年の事。・「航空祭へ連れてってくれ~!」との電話。「ええけど、朝、早いで。」と私。航空祭前日の夜、・「頭、痛いんで、朝、早くにならん?」とのこと。「わかった、では早朝に。」
航空祭当日。岐阜基地周辺道路上にて。車のサンルーフを開けると、頭上から爆音が。キーーーン!ドドドドドーーーン。車内から興奮した声が。・「オーーー!ファントムだーーっ!」 しかし、基地駐車場、満員。入れません。そう、前日から来るか、無茶苦茶朝早くこないと、駐車場なんか確保できるわけないことを知っていたのだが、致し方ない。基地南側へ車を移動し、コスモス畑へ行くとなにやら望遠レンズの一団が小山の向こうの見えない基地に向かって立っている。突然、轟音が響き渡り、眼前に機体を90度に傾けたF15がパイロットを確認できるぐらいの距離で小山を越え、コスモス畑上空を通過していった。と同時に一斉に望遠レンズのウェーブがイーグルに向かい起きた。2007年、一瞬にして我々の航空祭は終わった。今のイーグルの出現に・、唖然とし、興奮する。「なんや!この撮影ポイントは~!」と同時に、頭痛さえなきゃと悔やむ。車内で、「来年ね、来年」と・。 2008年、11月末日。 昨年のリベンジとばかり、夜、出発。深夜1時、岐阜基地駐車場付近、いきなり約500メートルの車列を発見。「まあ、いま並んどきゃ、入れるだろ」と、列の最後部に停車し夜明かし。しかし、先頭は、一体いつから並んどるんだ? 朝、無事に駐車場に入る。基地周囲の道路から歩いて会場まで行く。約2キロの道程。そりゃそうだ滑走路をぐるっとまわるのだから。 会場に近づくと、やたらデカイ機体が見える。新型の空中給油機だ。地上展示機はE2Cホークアイ、三菱T2CCV、F-4EJファントム2、F-15Jイーグル、川崎T4、FXとF2、AH1コブラ、OH6等。あれ?F-A18がないじゃん?地上展示はないのか?とりあえず、別れ別れで写真を撮り始めた。イマイチ、気分が乗らん!それは、天気が快晴じゃないから。色が映えないのだ。 一応、撮り終わると、売店へ行く。ワッペンを買うのだ。すごい人の数。買い物すら、楽ではない。今年は、設立何周年記念とかのワッペンがいろいろ出回っている。買い逃すと 手に入らないのは確実。ふと面白い部隊マークを見つけた。千歳の部隊マークだ。白熊に稲妻マーク。これは買いだ。バイクに貼るベ。と買って・に見せたら、「ムスッ」とされた。飛行展示が始まり、空に向かいシャッターを切りまくる。これから、川崎T4練習機がF15イーグルと、上昇能力の比較を見せるというのだ。以前みたのだが、練習機だからとて侮っては行けない。T4の能力たるや、目を見張る素晴らしい性能なのだ。先ずはT4。軽やかにジェットエンジンの音だけで、天空高く、駆け昇っていき、視界から消えた。つづいてイーグル。世界最強の戦闘機は、爆音を上げながらグイグイと天高く昇って行くが,はるかにT4には及ばない。例えるならイーグルがゴゴゴゴゴ!なら、T4は、スィーーー!か。 基地上空での旋回行動も、機体の軽さなどから、T4は、イーグルに比べ、はるかに小さい半径で旋回し、観衆を魅了していた。 この性能こそ、ブルーインパルスの飛行になくてはならない性能なのがわかる。 保有機の編隊飛行や、復葉機のアクロバットが開催されているさなか、我々は、またもや、売店に出没し、ワッペンを買っていた。「ブルーインパルスのを買うベ!」「買うベ!」「百里の部隊マークのステッカー!」「あのマーク、カッコイイ!買う!」と、欲望剥き出しの二人であった。 さて、昼過ぎ。ブルーインパルスの飛行が始まる前からどうも天候がよろしくない。基地周辺から南西方向に厚い雲がでていた。「う~ん、スモーク出しても、見映えしねえべ。」と思うも、スケジュールは進む。曇天であってもブルーインパルスのアクロバット飛行は心躍らせるものがある。やはり、間近で見る迫力は違う。 40分の展示飛行は、あっというまに終わった。 あれは、直に見てくれ、説明するより見てくれといいたい。 だって「会場左側より、水平飛行体制から、90度ずつ機体を回転させ体制を入れ代わりながら飛んできます。」と言われて想像するよりも、見たほうが絶対、お~っと、声をあげれる。 「会場右側より2機のT4が侵入、1機がもう1機の上に背面飛行で来ます。」と言われても、やはり見るに限るのだ。 来年は、晴れるといいね。と願わずにはいられない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.05 12:23:35
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