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カテゴリ:気持ち・自分の気持ち・人への気持ち
過去に書いたかも知れない「スペクトルマン」。 放映初期のタイトルは「宇宙猿人ゴリ」だった。いつしか、「宇宙猿人ゴリ対スペクトルマン」へと改められた。 ・惑星Eから、追放された~。この、くやしさ忘れはしない。宇宙を旅して目についた~!地球をかならず支配する~! 「行け!ラーよ!」 「ワアーッ!」 私~は、科学者~!宇宙猿人ゴ~リな~の~だ~! と悪い奴なのにこのような、主題歌すらある宇宙猿人ゴリ。 放映時、ゴリ博士が作り出す怪獣は当時、日本が抱えていた公害問題をテーマにしていたため、ドラマも、全体的に重たい。例えば、交通事故で家族を無くした人の憤りを具体化したクルマニクラス。横並びの三つ目(赤、黄、青)に、身体にはタイヤのトレッドパターンが斜めに入っている。クルマに轢かれた事を表わしているのだ。車を見つけては襲う。 ゴミ集めをしていた人を怪獣化したダストマン。汚泥と生物を組み合わせたヘドロン等を作りだし人類を脅かしていた。(不確かな記憶であるが、ヘドロンが、人間位のサイズで街を徘徊し幸せな家庭をガスかなにかで原因不明の病気にしていたような気がする。) 公害と怪獣、どちらも人類にとっての驚異を結び付けることで当時の公害の驚異を具現化していた。 やがて、ゴリ博士は二つの動物を掛け合わせた怪獣を作り出す。多分、この頃から「スペクトルマン」へとタイトルが変更されたような気が。地震怪獣マグニチュードン。上半身はモグラ、下半身はナマズの頭。穴を掘るモグラに地震を起こすといわれたナマズで、そのイメージのまま、地震を起こす。ネズバードンは、カラスの身体にネズミの頭が二つ。不潔な対象にあるネズミと残飯をあらすカラスを掛け合わせた怪獣である。この他、ゴキブリ怪獣とか、嫌悪感をいだかせる怪獣を出現させている。 先程の公害問題や、先進国になりつつあるが、日本全体の衛生環境については、これからといった時代であったため、これらの背景や社会問題をいれた娯楽作品として製作されたのであろう。 これ以降は、怪獣をメインにした、特撮ヒーローものへと変化していく。 スペクトルマンは、金色の頭と手足に、茶色のボディーという渋いカラーリングのヒーローであった。 主人公蒲生譲二は、等身大から巨大化できるサイボーグ、「スペクトルマン」である。が、勝手に返信できないという制約がある。彼しか見えない指令を出す母星ネビュラの許可がなければ変身不可能なのだ。命令違反をして変身し、しばらくスペクトルマンになれなかった事がある。彼は地球人のためによかれと思い、変身を申告したが、母星は許可しなかったため、命令違反をした。また、あるときには、母星の判断に、異論を唱えたり説得したりし、変身を承諾させたりしている。 前回のスペクトルマンネタと、かぶる部分があるかも知れませんが、改訂版扱いということで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.13 09:53:42
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