『シャーロット』第7話が非常に面白かった
……シャーロットの7話を視聴。このアニメ、期待してなくてテキトーに見てたんだけど……よくできてる。何がよくできてるかというと、挫折の描写が優れてる。肉親を失った痛みというのは耐え難く、その辛さをアニメで表現するのもまた難しいもので、ちょっとした描写の違和感だけで、なんか作品全体が白けてしまったり、あざとく感じたりするものだ。しかし、シャーロットの主人公(名前も思い出せないが)については非常に現代的なリアルを感じる荒み具合を見せてくれた。あれだよ……いわゆる、うつだよ。うつ。身の回りのことが疎かになり、躁鬱が激しくなり、なんにもやる気がしなくなって、最終的には心身とも危険な逃避状態に陥る、あのうつだよ。悲劇に襲われた時、多くのアニメキャラは悲劇のヒロインになったり、逆に異様に強く生き過ぎたり……いや、それがリアルじゃないとは言わないけどさ。でも、俺は思うんだけど、やっぱり傷ついた心とか、病んだ精神というのも、その人物の今までの日常の延長線上にあるものでさ。現代の若者であるシャーロットの主人公なら、ああ、こういう荒み方しそうだよね……みたいな妙な納得を感じたわけですよ、この7話を見てさ。ああ、うつになったんだなって。アニマスの千早タイプとは、やっぱりちょっと違って、こっちの方がそれっぽいな、とかね。で、それを支えるべきヒロインの動きも、またさりげなくていい。好きになったね、あの子……名前もわからないけど……なんて子だっけ……ほら、銀髪のさ。まあ、これからみんなの名前覚えていこう。そんな感じで、次回がとても楽しみ…………しかし今季は見たいアニメ多すぎ……。